工藤静香オススメの白い粉状甘味料のCM商品が“アレ”に見えて怖すぎる。とヤリ玉にあがっている。それよりも何よりも、昼間テレビを見ていると放送する時間帯のわりにはずいぶんと高額な通販商品があったり、音楽が妙に印象的で何に効くのかがよく分からない商品（バナ水とか）など、おかしな「主婦向けCM」にいくつもぶち当たる。最近記者が気がついたものをいくつか挙げてみよう。

まず、超勝ち組フリーアナ。内田恭子のCMする「カップヌードル ライト」。若い戸田恵梨香と並んで、商品で体を隠してセミヌードを披露。数々のコマーシャルに出演し、レギュラー番組も多数あるウッチー、えらく稼いでるくせに“なりふり構わない小遣い稼ぎ”にガックリ。「妊婦が低カロリーが売りのカップ麺を食べて大丈夫なのか？！」とつっこみたくなる。

次が、三浦りさ子のCMする「エレクトーレ」という化粧品。初回限定のお得セットが￥9,030という、このご時世には「お得感」の無い商品。高級なのはよく分かった。しかし、そもそも三浦りさ子の肌はそれなりにキレイだったし、なによりも最後の「簡単ですよぉ★」という彼女の呼びかけ。やる気がないのが見え見え。

そして、極めつけがフジテレビ系『リアル･クローズ』や、NHKの「ママさんバレーでつかまえて」など、最近雨後のタケノコのようにドラマに復活しだした黒木瞳と、人気フリーアナの久保純子がCMしている「ハウス食品 ニュートリシステム」。いかにもめんどうな主婦業をカネで解決してきたような勝ち組ママ・タレ2人がオススメするこのダイエット献立商品は、もちろん温めるだけ。しかも、顧客一人一人をカウンセリングし、長期の購入を狙うもので利益率はメチャ高い。

「夫の健康気になりませんか？」と言うのなら、レトルトじゃなくってクボジュンがダンナに手料理を作ればいいだけの話。と思うのだけれど、黒木と久保の夫は両方とも同じ大手広告会社のヤリ手社員だからそんな事は一切気にしないのだろう。

そしてハウス食品でもう一本。カレー鍋つゆのCM。
元バービーボーイズの杏子、元モー娘の中澤裕子、女優の秋野陽子、お笑い芸人のエドはるみ。「主婦の気持ちとダシが効いてる！」っていうわりには誰も主婦じゃない。

工藤静香がリンゴにかけて食べている、味の素の「パルスイート」だが、あの商品は実は「デブにはうれしい甘味料」で人気商品。まあ、この世の中トクホトクホとさんざん「特定保健用食品」をダシにして中高年に高いエコナを売りつけた（成分発がん性物質に変わる可能性アリで販売自粛中。）花王の例もあるから、このたぐいの商品は（パルスイートはトクホじゃないみたいだけど。）ほどほどに使用するのがいいようだ。

工藤は出産後も歌のレッスンに抜かりはなく、絵画の腕前はご存知のとおり。料理、語学もお手の物らしい。それなりに自分を高めているのだ。「キムタク嫁」以前にファンもいるだろう。
にわか人気や、夫のコネを駆使してCMに躍り出る女性タレントよりも、それなりに努力して自分磨きを怠らない工藤にこそ、リアルな働くママを見るような気がする。
（TechinsightJapan編集部　クリスタルたまき）