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iPodとPCを同期しながらデジタル伝送が可能なデジタルメディアトランスポートを発売 オンキヨー

一般にオーディオマニアは保守的である。かつてCDが始めて登場したときに、LPレコード絶対支持のオーディオ雑誌が「CDのような子供のオモチャは相手にしない」と書いていたぐらいだ。
そのオーディオマニアもすっかりCDに馴染んだ現在、市井の音楽ファンはPCやiPodで音楽を聴くのが普通になっている。iPodやPCの優れた検索性を取り込みつつ、ハイファイオーディオで音楽を聴ければ理想的である。その理想に近づく製品が登場する。

このたびオンキヨーが発売するND-S1は、iPodからダイレクトにデジタル信号を取り出すことを実現したインターフェースである。

デジタル入力を装備するオーディオシステムやAVセンターなどと組み合わせれば、オーディオ機器側で音楽信号を変換できるようになり、iPodをハイファイ・ミュージックサーバーへと進化させることができる。

またND-S1には、PCとも接続できるUSB端子を装備。PC内の音楽データのデジタル出力にも対応し、さらにPCとiPodの同時接続時には、同期モードに切り替えてiTunesから楽曲を入れ替えることが可能となる。

接続イメージとしては、iPodを本機のドックに接続し、USBケーブルでPCと接続する。本機からデジタル入出力アンプに音声転送し、スピーカーから再生できる。

対応するiPodは iPod touch(第1、第2世代)iPod classic、iPod nano(第2〜第4世代) となっている。

同機の導入によって、自慢の音響システムの性能を生かしながら、検索性の高い音楽鑑賞が可能になる。

価格、発売日、より詳しい仕様に関しては後日正式発表される予定だ。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)