エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】山田涼介と波瑠のバランスが絶妙 『もみ消して冬』を支える“ギャップ”

山田涼介(Hey! Say! JUMP)主演による日本テレビ系土曜ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』が1月13日よりスタートした。“痛快「どコメディ」ホームドラマ”を謳う本作だが、セレブな北沢家で東大卒のエリート三兄弟の末っ子で警視庁に勤める主人公・北沢秀作(山田)の境遇を見ると、単純に笑えない。山田涼介が演じる秀作のコメディタッチな“心の声”でさえ、彼の不憫さに思い至ってしまうのだ。

そんななかで、波瑠が演じる敏腕弁護士の姉・北沢知晶のキャラクターが良い味を出している。父親・北沢泰蔵(中村梅雀)や長男で大病院の医師・北沢博文(小澤征悦)とともに秀作をぞんざいに扱うのだが、随所に弟に対する愛情とも思える言動が見え隠れする。第1話ではまだはっきりしないが、家族の中で秀作の気持ちを一番分かっているのではないか。

他にも北沢家ではベテラン執事の小岩井凛治(浅野和之)と新米執事・楠木松也(千葉雄大)に馴染みのクリーニング屋・手毛綱美鎖夫(アンジャッシュ児嶋一哉)、警視庁では犯人を説得する才能に長けた後輩・尾関光希(ジャニーズWEST小瀧望)といった助演陣が物語にアクセントをつけていた。

“痛快「どコメディ」ホームドラマ”を支えるのは、

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