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アメリカでは老若男女を問わず「この国を、この地域を良くしたい」と強く願う人々がまだまだたくさんいる。なんと16歳の男子高校生が2018年のカンザス州知事選に出馬する決意を固め、人気トーク番組でも紹介されたことから大きな話題となっている。州のメディア『The Kansas City Star』が伝えた。
9日、人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!(Jimmy Kimmel Live!)』に出演し、「カンザス州知事選に民主党から立候補します」と宣言したのは同州最大の都市であるウィチタに暮らす高校2年生のジャック・バーグソン(Jack Bergeson)くん。ほかの州のほとんどが立候補は30歳より可能としている中、カンザス州は年齢制限を設けていないという。
現在のサム・ブラウンバック州知事(共和党員=60)およびトランプ大統領の政治に苦言を呈し、「政治家の若返りが必要です」と語る一方で、自分自身については「若すぎるという理由で僕は人々に真剣に受け止めてもらえない。このことは十分に承知しています」と現実をよく理解しているジャックくん。それでもカンザス州はまだ発展の余地が十分にあり、彼のような若者が「地元カンザスを何とか良くしたい」と言って政治関係の本を読み漁り、よく勉強し、熱いビジョンを語るのは素晴らしいことである。