主演映画『劇場霊』が公開中の、ぱるることAKB48の島崎遥香が明石家さんまのバラエティ特番に出演した。ぱるるも周囲の若手タレントに負けじと見事な大ボケをかますが、これにキレたさんまが「もう辞める」とスタジオから退場しようとする一幕があった。ファンへの神対応が伝説ともなっている明石家さんまと“塩対応”がたびたび話題になる島崎遥香。ふたりの絡みの結末は果たして?
明石家さんまの60th Anniversary3時間番組『誰も知らない明石家さんま 史上最大のさんま早押しトーク』(日本テレビ系)が11月22日に放送された。前半のクイズ回答者としてひな壇に座ったのは、あばれる君、俳優の加藤諒、モデルの滝沢カレン、ぺことりゅうちぇる、とまん、ふなっしー、そして島崎遥香だ。
過去にさんまとのスキャンダルが報じられて落ち込んでいた女優・石井めぐみを「元気づけようとさんまがとった行動とは?」との問題をボタン早押し形式で回答した時のこと。さんまとは子どもの頃から共演しており顔見知りの加藤諒(25)は“ポーン”とボタンを押して「乳首を見せたっ」とまずウケをとる。
次にボタンを押した滝沢カレン(23)は、おかしな日本語で「さんまさんは、こんがら…こんがるかるから」「さんまさんの品格が…」と天然ボケで笑わせて、さんまから「りゅうちぇるっ、あいつの頭をトントントン」とネタにされた。だが、滝沢はいたって真剣なので「つまり、わたしはさんまさんを尊敬してますから…」と続ける。その時“ポーン”とボタンを押したのがアイドルの小池美由(21)。小池は「あー、やったー!」と大喜び。滝沢カレンが回答中に小池美由がボタンを押すという暴挙に周囲も慌てて「ちょっとちょっと、今こっち(滝沢)」、「順番が!」、「そんなのありですかー!?」とスタジオは一気に大騒ぎとなった。
この収拾のつかない状況にさんまがキレた。「俺、もう芸能界辞めるわ!」「あんなやつらと一緒の職業やど?」と退場しようとするが、宮迫博之や後藤輝基らになだめられて一旦は戻った。「滝沢、整理してくれ」とさんまが再び番組を進行しようとしたそのときだ。それまで他のタレントの様子を見物するかのように微笑んでいたAKB48の島崎遥香(21)が、精一杯の決断力を込めた表情でボタンを“ポーン”と押したのだ。
このあまりのボタンのタイミングに「何や!?」と即座に反応したさんま。「はっ」と両手で口を押さえて笑いをこらえ、恥ずかしそうな仕草のぱるる。周囲の若手もぱるる渾身のボケに「えー!?」と驚きを隠せない。そして肝心のさんまは「ダメだ、もう辞める!」と今度こそスタジオを後にしようとした。
東野幸治がひざまずいて、「師匠、すみません! ぱるるって娘も一生懸命なんです! 一見、なんかクールですけど、実は内面に熱いものがあるんですよ!」とさんまを説得。このとき、ぱるるはどういう顔をしてよいのか分からなかったのであろう。ただただ笑うしかなかった。
東野が「ラグビー部、お願いします」と呼び込んだゲストのラグビー日本代表選手3人に抱えられてさんまが復帰。「お前らに免じてここは…」と無事進行を再開したのである。出番こそ少なかったが、さんまの特番という大型バラエティ番組で見事なボケをかましたことは、ぱるるにとって良い体験だったはずだ。
ちなみに番組ではそのさんまがプライベートで写真撮影を依頼されて快く応じる神対応エピソードが多数紹介された。33年前に大学生だった男性が、1人でハワイを訪れていたさんまから声をかけられ、さんまが帰国するまでほぼ1日過ごしたエピソードと何枚もの記念写真を公開した。男性は今、会社勤めをしているが、さんまという大物タレントと過ごしたことが自信となって「お偉いさんと会うときも緊張しない」という。
「ゴタゴタするよりも、写真を撮ったりサインして気持ちよく終わった方が結果的に楽だ」との理由でそうした対応を続けるさんま。そんな彼の神対応で人生にまで影響を受けたファンの姿を見て、“塩対応”で知られる島崎遥香も感じるものがあったのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)