まさにありそうでなかった組み合わせだ。連載開始からまもなく40年を迎えようという大人気少女漫画『ガラスの仮面』。この『ガラスの仮面』と実在する製薬会社の目薬とのコラボが話題を呼んでいる。最近よく聞かれる「夕方老眼」をテーマに月影千草が熱演する特設サイトなのだが、そのあまりのインパクトに原作ファンのみならず、注目が集まっている。
累計発行部数は5,000万部を超え、1976年の連載スタートから40年近くが経った現在も多くのファンの心を鷲掴みにしながら連載中の『ガラスの仮面』。『ガラスの仮面』といえば、光瞬く大きな瞳、インパクトの強い場面で必ず登場する「白目」が大きな特徴だ。驚いたとき、悲しんだとき、何かを強く決意したとき、登場人物の瞳は必ず「白目」になる。『ガラスの仮面』は「瞳」を抜きにしては語れないと言っても過言ではない。そんな『ガラスの仮面』がこのたび同じ「瞳」繋がりからか、製薬会社の点眼薬とコラボレーションを実現させた。
この『サンテ40×ガラスの仮面なりきりアイマスクキャンペーン』は、月影千草主演の『サンテ40ゴールド劇場』を楽しんだ後、クイズに答えて応募すると抽選で『ガラスの仮面』なりきりアイマスクがもらえるというもの。数ある少女漫画のなかでも『ガラスの仮面』の登場人物たちは特にその王道を行く特徴ある「瞳」を持っている。そんな『ガラスの仮面』と目薬とのコラボレーションにツイッター上でも「白目で眠りたい」「欲しい!(白目)」「ガラスの仮面とコラボしたアイマスクはやっぱり白目なんだろうか!!! 欲しい」「ちょっと欲しくなるから困るわw」「やだこれほしい」などの声が殺到している。
現代病のひとつとも言われる「夕方老眼」。あの往年の大女優と言われる月影千草とて例外ではない。「年齢のせいか、目が疲れやすくなった気がするわ…。台本の細かい字も最近見えにくいし、おまけに夕方になると目がショボショボして身が入らないわ…。もしかしたら『夕方老眼』」そう言って苦悶の表情を浮かべる。(月影千草主演『サンテ40ゴールド劇場』より)月影先生が台本を読めなくなる!? これは一大事である。
「夕方老眼」とは、通常は視力に問題のない人でも、一日中目を使い続けた後、夕方などに近くが見えにくくなったり、目のかすみや不快感を感じることをいう。
「最近若い世代にも増えているっていうし、マヤが心配だわ…」と月影先生が心配するように「夕方老眼」は日中パソコンやスマホで目を酷使する若い人にもみられるのだ。
「夕方老眼」の原因とは何なのか? はたしてそこに立ち向かうすべはあるのか? 当然そこに希望の星として登場するのは「サンテ40ゴールド」だ。「オーホホホホホ サンテ40ゴールド… おそろしい子!」見事なコラボレーション企画である。
さすが大女優・月影千草。その演技は『ガラスの仮面』の原作を知らずとも十分楽しめる上に、あまり知られていない「夕方老眼」の原因についても詳細に説明されており、ファンならずとも一見の価値がある。
本キャンペーンで当たるのは「ガラスの仮面なりきりアイスチーム」か「ガラスの仮面なりきりアイマスクセット」。瞳のモデルになるのは、月影千草、北島マヤ、姫川亜弓、速水真澄の主要登場人物4人だ。アイスチームにはこの4人のうち誰か1人の「白目(月影千草を除く)」が、アイマスクには4人全員の瞳がプリントされた豪華4種類セットだ。(2015年6月1日から2015年8月31日まで。特設サイト<http://sante40-tsukare.me/>)
今年で連載39年を迎える『ガラスの仮面』。気になる今後の展開だが、最新刊50巻の発売が延期になることが「別冊花とゆめ.com」で発表されている。昨年5月には、原作者の美内すずえ氏が舞台『ガラスの仮面』製作発表会において、最新刊を待つファンの応援に応える呼びかけを行っている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)