米ミシガン州クローソンの教育委員会が今、大きく揺れている。ある理事会において、女性理事から「そんな児童、撃ってしまえばいいのよ」といった過激な発言が飛び出し、周囲も大笑い。その映像が広く公開され、教育委員会に苦情が殺到している。
ミシガン州のABC系メディア『wxyz.com』がとんでもないニュースを伝え、子供を学校に通わせている同州の、いや全米の保護者らが激怒している。“爆弾発言”が起きたのは、今月10日に同州クローソンの教育委員会で開催された理事会。公立学校を監視する立場にある者たちが出席したが、ケンウッド小学校に20名ほどいる食物アレルギー児の扱いについて討論がなされた際、リンダ・グロスマンという女性理事はこう言い放った。
“Well, you should just shoot them.(そんな子たちは撃ってしまうべきですよ。)”
その情報はビデオ映像ごとSNSであっという間に広まっており、批判コメントが殺到しているもよう。クローソン教育委員会には苦情の手紙も多数舞い込んでいる。本人は「ジョークのつもりだった」と話しているというが、食物アレルギーによるアナフィラキシーショックは生死にかかわる問題であり、学校を舞台にした銃乱射事件も近年多発していることから、グロスマン理事のその釈明を人々が受け入れるわけはなかった。
すでにグロスマン理事はモニーク・ビールズ教育長あてに辞表を提出しているが、そのビデオ映像ではグロスマン理事の過激発言に他の理事が揃って大笑いしていることから、「これが教育現場の大人の本音だ」との意見もあり、事態の収拾を図ることは難しそうだ。
※ 画像はwxyz.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)