米イリノイ州の60歳男性がこのほど、重い心臓疾患により地元の大きな病院に入院していた2012年に、1人の女性看護師から深刻なセクハラ行為を受けたとして損害賠償を求める訴えを起こした。

「私はその病院に重い心臓病で入院しましたが、夜になると1人の女性看護師が私に性的行為を求めてくるのです。妻もそのことを知り、私たち夫婦の間に大変な亀裂を生むところでした。その看護師は、私ばかりか他の入院患者に対しても同じことを行っていたと思います。」

こう話し、大変な怒りをあらわにしているのは米イリノイ州のジョン・カントーンさん（60）とその妻。彼は2012年10月、同州オークローンの「Advocate Christ Medical Center」という病院に入院中、33歳のレイチェル・シェイパーさんという看護師に一方的に性的行為を強要されたと主張。彼女と病院に20万ドルの損害賠償を求める裁判を起こしたのだ。

当時のカントーンさんは、様々な投薬治療とモニタリングを続けながら心臓移植を待っている状態であり、性的行為の強要は肉体的・精神的に大変な苦痛と屈辱であったと訴えている。シェイパーさんは「患者との関係において個人的感情から一線を越える行為があった」との理由で、すでにその病院から解雇されたもようだ。

※　画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）