エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】博多華丸・大吉、理想の売れ方だった。「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」が転機。

博多華丸・大吉。今ではこの名前を聞いただけで、「児玉清さんのモノマネ」や「大吉先生の話術」など様々な情報が頭の中に浮かぶだろう。そんな、華丸・大吉自身の口から「それぞれが売れた転機」について語られた。

2月7日深夜に放送された『有田のヤラシイハナシ』では、自分達で考えた質問をインタビュアーに読み上げてもらいそれを次々に答えていく「自作自演インタビュー~だから俺は売れたのさ~」が放送された。ゲストで登場した博多華丸・大吉の2人は、東京でブレイクしたきっかけについて次のような自己分析を行っていた。

2005年に満を持して上京した2人だったが「面白いんだけど、それが伝わりづらい」との理由から、番組のオーディションにことごとく落とされていた。しかし、ちょうどその時バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」が始まった頃だった。この「伝わりづらい面白さ」が活かせるコーナーで、華丸は“児玉清さんのモノマネ”を披露したところ非常に高い評価を受けた。そこから他の番組への出演も増えてきたようで、大吉は「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」への出演を「ほんと大きな転機でした」と振り返る。

華丸のモノマネによって博多華丸・大吉というコンビに対する認知度は一気にアップしたが、大吉自身が売れた要因はまた別にあったと明かす。大吉は2012年にスタートしたTBSラジオ『たまむすび』の水曜日レギュラーとなったが、そこでの話術が業界内を中心に大きな反響を呼んだと自らのブレイクを話した。その上で大吉は恐縮しながらも、まず「(モノマネという)わかりやすい笑い」で華丸の顔を知ってもらい、次に相方の自分(大吉)が「王道の喋り(の技術の高さ)」で評価されるという「コンビ芸人にとって理想の売れ方」だと分析した。

2011年に『THE MANZAI』で披露した漫才は(大会最高顧問を務めた)ビートたけしから絶賛されたが、2012年の『アメトーーク!』においても異例の2週間連続で「華丸・大吉芸人」が放送されるなど、博多華丸・大吉の魅力は今や多くの人が知るところとなっている。華丸はモノマネとドラマ『めんたいぴりり』での好演、一方の大吉はラジオに加えて『年齢学序説』など著作物の執筆、といったようにピンでの活動もそれぞれマルチに行っている。個としても十分な力を兼ね備えている2人が、今後どのように活動の幅を広げていくか大いに注目したい。
(TechinsightJapan編集部 TORA)