エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】博多華丸・大吉を救った児玉清さん。「アタックチャンス!」だけじゃなかった。

お笑いコンビの博多華丸・大吉が、NHKのトーク番組に出演した。福岡吉本時代の苦労話や近況を語った2人だが、芸人人生を変えた“恩師”の故・児玉清さんのある一言が彼らを救ったことがあったという。

11月16日のNHKのトーク番組『土曜スタジオパーク』に、博多華丸・大吉が登場した。「最終的には劇場に出るような漫才師になりたい」との理由で忙しい合間を縫って毎月新作漫才を作っていることや、コンビ結成当初に所属していた福岡吉本時代には華丸の出演する番組で大吉がフロアディレクターの仕事を担当していたことなどが語られた。

その後2人の東京での活躍を支えた人物として、2011年に亡くなった児玉清さんが紹介された。『R-1ぐらんぷり2006』で華丸は児玉さんのモノマネをして優勝したが、同年にクイズ番組『アタック25』で初共演を果たしている。その時の映像が流れると、華丸が「僕は似てないと思うんだけど家内が似てるって言うんだよ」と児玉さんから言われたエピソードを明かした。

さらに2007年、博多華丸・大吉はNHK『ドイツ語会話』のレギュラーに起用されたが、その裏には児玉さんの“気遣い”の一言があったからだと大吉が語る。当初は児玉さんも一緒にレギュラーとして出演する予定だったが、「教育テレビでこういうのは良くないじゃないか」とお笑い的な絡みになってしまうことに懸念を示したという。その上で「私はこの番組を降ろさせてもらう代わりに、あの2人を使ってあげてください」と児玉さんが番組側に頼んでいたのだ。

歌手の福山雅治が、かつてラジオ番組で「今も、勝手に父親のように思っています」と評するほど多くの人物に多大な影響を与えてきた児玉清さん。一方、博多華丸・大吉はコンビとしての活動はもちろん、テレビ西日本開局55周年記念ドラマ『めんたいぴりり』での主演やラジオ番組『たまむすび』のパートナーなどお互いにピンとしてもますます活躍の場を広げている。そんな2人の姿を天国から優しく見守っていることだろう。
(TechinsightJapan編集部 TORA)