writer : maki

【エンタがビタミン♪】『軍師官兵衛』の人気強し。“14年冬ドラマ”でNHK大河に迫るのは月9か医療モノか?

新年、2014年も新ドラマが目白押しだ。ここのところ人気が伸び悩むNHK大河ドラマも、戦国時代の天才軍師を描いた『軍師官兵衛』で復活を狙う。ネットによる意識調査でも、その『軍師官兵衛』への期待が強まっている。しかし、民放各局による医療系や刑事・捜査系のドラマの人気度も高く、大河ドラマに迫る勢いを見せているのだ。

2014年に入ると、早くも1月5日からNHK大河ドラマ第53作目となる『軍師官兵衛』がスタートする。昨年の大河ドラマ『八重の桜』が視聴率から見ると、最高21.4%、平均14.6%と前年の『平清盛』から挽回した。だが実は、2008年度の『篤姫』が最高29.2%、平均24.5%を叩き出して以降、大河ドラマの人気が下降傾向にある。

まして、2013年は『半沢直樹』やNHK連続テレビ小説『あまちゃん』がブームを起こすほどの人気ドラマとなり、『八重の桜』の影が薄かったといわざるを得ない。そんな状況で次の大河ドラマとして放送されるのが、天才軍師と呼ばれた黒田官兵衛をジャニーズアイドルで人気俳優としても活躍する岡田准一(V6)が演じる『軍師官兵衛』だ。

果たして、その『軍師官兵衛』で大河ドラマの人気回復となるのだろうか。Yahoo!ニュースによる意識調査では、『2014年の冬ドラマのうち、あなたが一番期待している作品は?』との質問でアンケートを実施中だ。途中経過では『軍師官兵衛』が一歩リードしている。

■「14年冬ドラマ」一番期待しているのは?(上位10作品のみ抜粋)

・「軍師官兵衛(NHK総合)」:13.5%(753票)
・「医龍4(フジテレビ系)」:11.3%(632票)
・「相棒season12(テレビ朝日系)」:10.2%(570票)
・「失恋ショコラティエ(フジテレビ系)」:9.3%(519票)
・「緊急取調室(テレビ朝日系)」:8.2%(455票)
・「チーム・バチスタ4螺鈿迷宮(フジテレビ系)」:8.0%(445票)
・「鼠、江戸を疾る(NHK総合)」:4.6%(257票)
・「S-最後の警官-(TBS系)」:3.8%(213票)
・「明日、ママがいない(日本テレビ系)」:3.7%(208票)
・「闇金ウシジマくんSeason2(TBS系)」:3.6%(201票)

(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は5,575人。データは12月29日11時時点のもの。実施予定期間:2013年12月19日~2014年1月6日)

『軍師官兵衛』が753票を得て期待されているとはいえ、『医龍4』や『相棒season12』との差は少ない。全般に医療ドラマや刑事ドラマの期待度が高いことから、この2つが追い上げてくる可能性は十分にありそうだ。

また、月9ドラマ『失恋ショコラティエ』は最近振るわない恋愛ドラマではあるが、人気少女まんがをドラマ化したもので、チョコレートやケーキを作る製菓店が舞台となる。お菓子と女性に翻弄される主人公を、嵐の松本潤が演じることで話題となっている。

大河ドラマの特徴として、番組情報が早いことも関係していそうだ。『八重の桜』がまだ放送される前から、次の大河は黒田官兵衛をテーマに岡田准一が主演するということは分かっていた。

他のドラマの情報が2013年の秋あたりから流れたことも期待度に影響していると考えれば、これから番組宣伝が本格化すれば状況は大きく変動するかもしれない。たとえば、『SHARK』(日本テレビ系)は現在11票しか得票がないが、主演が関西ジャニーズJr.の平野紫耀ということもまだ大々的には触れられていない。AKB48で人気上昇中の川栄李奈が出演するという情報が流れたのはつい先日だ。そうした情報が広まれば得票は増えるだろう。

いずれにしろ、現時点では『軍師官兵衛』の期待が一番高いことに違いは無い。大河ドラマの人気回復のためにも、内容で期待に応えて欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)