12月8日にAKB48が8周年公演を開催した。秋葉原のAKB48劇場で初公演を行った8年前には72人が入場したが、実質の観客は7人だった。当時を知るメンバーも現在は3名のみとなり、この日の8周年公演に出演した15期の研究生までメンバーの思いもそれぞれだったようだ。そして、卒業した篠田麻里子やJKT48に移籍した仲川遥香からも8周年を祝福するメッセージが寄せられている。

篠田麻里子はAKB48の1期生オーディションに落ちながらも、AKB48劇場のカフェでアルバイトする姿がAKBファンの間で評判となり、秋元康から抜擢される。1期生の扱いながらも彼女が1.5期生といわれるのはそのためだ。そんなAKB48の夢が、「いつかは東京ドームで公演したい」というものだった。

2012年の8月24日～26日に東京ドームで『AKB48 in TOKYO DOME ～1830mの夢～』を実現して、その夢も叶った。篠田麻里子が12月8日に『maricollet3　Instagram』で「8周年おめでとう」と祝福して掲載したのは、その東京ドーム公演での集合写真だ。

この東京ドーム公演では前田敦子の卒業セレモニーが行われた。そして「新組閣」ではJKT48やSNH48という初めての海外グループへの移籍も発表された。ここからAKB48は次の夢に向かって走り出したのである。

JKT48に移籍した仲川遥香も『仲川遥香　Google＋』で、「今日はAKB48、8周年ですね！　AKB48のお誕生日！」とメッセージを寄せている。彼女は2006年12月3日、『第3期AKB48追加メンバーオーディション』に合格。翌年の4月8日に旧チームBの劇場公演でデビューした。彼女は「私にとって大切な場所です！　あのステージに初めて立った時のことは今でも忘れられません」とその頃を思い出していた。

「私は、今はJKT48のステージに立ってます！　場所は変わっても気持ちは変わらないです」という仲川遥香は、JKT48のシングル『恋するフォーチュンクッキー』でセンターを務めた。「ステージに立てる幸せ、楽しさ、辛い事、悲しい事たくさんありました！　素敵な大切な場所です」といえるAKB48劇場の存在が彼女を支えているのだ。

8年前にAKB48劇場のこけら落としでステージに立った1期生24人も、今では高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみの3人となった。小嶋陽菜が『nyanchan22　Instagram』で、「集合！　8周年おめでとう。今後ともAKB48をよろしくお願いします！」と終演後のハイタッチに並んだ84名の集合写真を公開している（梅田彩佳と大島優子は体調不良で不参加）。

まず大人数であることに驚くが、その中で人気が上昇しているメンバーが増えていることを改めて感じさせる1枚だ。ついこの前までは1期生、2期生が人気の中心となっていたAKB48にも、確かに新しい風が吹いている。

※画像は、『nyanchan22　Instagram』のスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）