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writer : maki

【エンタがビタミン♪】EXILE・AKIRAが明かす、HIROからプロの厳しさ叩き込まれた過去。「這ってでもステージに立て」

EXILEのAKIRAがテレビ番組『笑っていいとも!』に出演して、まだEXILEに入る前にHIROから救われたエピソードを語った。彼が「今はちょっと言えないですが…」というほど心身ともに弱り果てていたことを明かすと、今のAKIRAからは想像がつかずにタモリも「相当悪かったんだ」と驚いていた。そんな時に、すでにEXILEを結成していたHIROからかけられた言葉が、AKIRAの気持ちを奮い立たせたという。

10月19日からスタートする連続ドラマ『ハニー・トラップ』(フジテレビ系)で主演するAKIRAが、その前日に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに登場した。今ではEXILEだけでなく俳優としても活躍する彼だが、あるきっかけからその道へ進むことになったというのだ。

EXILEのオリジナルメンバーであるMAKIDAIとUSAから声をかけられたAKIRAは、彼らが並行してやっていたヒップホップグループ・RATHER UNIQUEに所属していた。それが、2004年頃だ。その後、2006年にはTETSUYAらと共にダンスチーム・RAG POUNDを結成している。彼が『いいとも』で「まだ、EXILEに入る前にダンスがうまくいかなくて精神的にまいった時期がある」と話したのは、その間のことになる。

彼は「自分からいろいろなトラブルを起こしてしまって、入院したことがある」というのだ。タモリが「身体のトラブルで?」と確認したが「まあ、いろいろと。今は言えないことです」と答えたので、「相当悪かったんだ」とタモリも意外そうにしていた。

AKIRAはまだ加入はしていないものの、すでにEXILEメンバーのグループで活動しており、ミュージカルにも出演していた。トラブルによって心身ともに辛かった彼は、「2か月ほど休ませて欲しい」とリーダーのHIROに伝えたのだ。

するとHIROは、「自分がおかしたトラブルで休むなんてあり得ない。有名とか無名だとか関係なく、プロとしてやっているならば風邪をひいてでも、這ってでもステージや現場に立たないといけない」と強く言い聞かせたのである。

AKIRAはHIROの厳しさに触れて「これは、ちょっとしっかりしないといけないな」と考え直した。反省した気持ちを表すために、彼はドレッドヘアにしたのだ。2006年3月から上演される劇団方南ぐみによる舞台『あたっくNo.1』の話があったのは、その直後だった。彼はその話を受けて海軍の二本柳一等兵を演じるために今度は丸刈りにしたのである。

彼は「ダンス以外で自分の修行をするつもりだった」と当時を振り返ったが、それがきっかけとなり俳優の道に入っていくのだ。最初は「なんで、泣きたくもないのに涙を流すのか?」、「何故、したくもない人とキスをしないといけないのか?」と思ったが、やがて俳優のおもしろさが分かり、身についた表現力はEXILEとしても役立っているという。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)