人気K-POPグループBIGBANGのメンバーV.Iが、テレビ番組で韓国の音楽番組について語った。韓国では音楽番組に視聴者側や出演者側に様々な規制があるというのだ。日本でも成人向け番組を放送する際には内容の検討や放送時間帯を深夜にするなど配慮されるが、韓国では音楽番組にもそれに近い規制があるらしい。その意外な規制内容に共演者も驚きを隠せなかった。
BIGBANGといえば、日本でも大人気の男性5人によるダンスボーカルグループだ。メンバーのV.Iは日本語が堪能でソロでバラエティ番組などにもよく出演する。その彼が6月5日深夜放送の『ナカイの窓』に、“韓国発のカリスマアーティスト BIGBANG V.I”と紹介されて出演した。
韓国ではデビュー以来、音楽賞で35冠に輝き、2012年2月29日にリリースしたミニアルバム『Alive』は収録曲が韓国音楽配信チャートの1位から7位を独占した。そんなBIGBANGの活躍は世界にも広がり、ヨーロッパを中心としたワールドツアーの総動員数は80万人という。
それほど人気のあるBIGBANGのV.Iが目指すのはSMAPの中居正広だというから、日本のアイドルグループの評価が高いことを改めて感じる。しかしその韓国で音楽活動をするには、日本とは状況が違うことを知らねばならない。
V.Iによると韓国では、テレビの音楽番組を見ることができるのは12歳からとされているそうだ。驚いたMCの中居正広が「それって、12歳にならない子供は見られないってこと?」と確認すると、V.Iは「番組前に“12歳からの番組です”という注意書きが出る」と説明した。
さらに中居を驚かせたのが「出演者は乳首を2つ見せてはいけない」というものだ。笑ってしまうようなルールだが、V.Iは真剣に「乳首を2つ見せると、その時点でそのグループはもう出られません」と話した。
ただし片方を見せるのはOKだというので、中居が「じゃあ、これは?」と左右の乳首を交互に隠す振りをしてみせると、「1つだけをさっと見せればギリギリOK」とV.Iは言う。
日本のジャニーズグループやロックアーティストでも、裸の上半身にジャケットを着ただけでパフォーマンスすることは多い。当然、両乳首が見えることもあるだろう。韓国のみならず、海外でパフォーマンスする時にはその土地のタブーをよく調べておいた方が良さそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)