アイドルグループ・嵐の二宮和也がテレビ番組『ホンマでっか!?TV』で悩みを相談したところ、彼の意外な一面が暴かれることとなった。「周りからケチと言われるが…」と悩みを打ち明ける彼に、評論家たちはその原因を次々と指摘したのだ。
二宮和也の“ケチ伝説”とも呼べるエピソードは、嵐のメンバーやジャニーズの後輩たちがこれまでもテレビで証言している。3月13日の『ホンマでっか!?TV』ではその二宮和也が直々に“周りからケチと言われるが、気にしたほうが良いか?”と悩みを相談した。
彼自身が思い当たるケチな行動として「後輩におごってもらうことも何度かあった」、「錦戸亮(関ジャニ∞)くんと食事して払ったことは無い」と明かすと、明石家さんまから「後輩におごってもらうのは逆に難しい」と不思議がっていた。
二宮は、ジャニーズは基本的に男前な気質があるので後輩が払うこともあり得ると説明している。錦戸の場合は、二宮がトイレに立って戻ると会計を終わらせているパターンだという。「いくらだった?」と払おうとすると「大丈夫です」というので、二宮も『カッコいいな』と感心して素直におごってもらったのである。
だが、二宮も昨年の領収書を整理していて自分が食事代を払わないことを実感しているのだ。彼が「昨年の6月から12月までで自分で払った分の領収書は、タクシー代の4枚しかなかった」と明かすと、マツコ・デラックスは「ダメだ、この人!」と呆れていたほどだ。
また、食べ物にもあまりお金を使わないという。「美味しいと感じるのは安いもので、高いものは美味しいと思わない」と二宮は嗜好を語る。すると、心理評論家の植木理恵氏から「食にお金をかけないと、幸福感が得られずにしみったれた顔になる」と指摘されてしまう。
そんな二宮の悩みは他にもあるようだ。彼は仕事では人とおしゃべりする性格だが、自宅では「自分から電話をかけることもなく、外からもかかってこない」と孤独な生活を明かす。彼が「2月に電話を見たら、昨年9月の着信履歴があった」と話すと、周囲も心配そうにしていた。
さんまから「じゃあ、家で何をしているのか?」と問われて二宮が「ゲームしてます」と答えたところ、脳科学の澤口俊之氏は「俳優よりもMCが向いている」と分析した。澤口氏によると「創造性があまりいらない、決まりきったことをやる仕事の方が向いている」タイプだというのだ。当の二宮はMCが向いていると聞いて「やった!」と喜んでいたのだが、実際にMCをしているさんまは不満そうだった。
印象評論家の重田みゆき氏は、「ゲーム好きな人特有の姿勢とケチな人のそれが似ている」と興味深い説を唱えた。みんなで食事をした時に支払いのタイミングで“空気を消す”人がいるが、その時の姿勢が「みぞおちがスッと中に入り、肩を落として内に丸める」もので、ゲーム機を持ってゲームに没頭する時の姿勢と同じだという。
つまり二宮はゲーマー生活でその姿勢が身についているので、「本人は払う気があっても周囲からは払う気が無いと見えてしまう」と重田氏は分析するのだ。背筋を伸ばし肩を開くことで姿勢を改善すれば、ケチに見られなくなると二宮に体操を指導していた。
「お金は大好き」という二宮だが、自分の物はあまり買わない一方で人の物にはお金を使うそうだ。「プレゼントには高価なものを選びますね」というから、嵐メンバーへの誕生日プレゼントなどには出費を惜しまないのだろう。評論家からも「それはケチではない」と言われており、本質はケチではないと思われる。
後輩からおごってもらい、高価なものも食べない生活をしている二宮は「貯金ばっかりしている」と明かす。「急に仕事が無くなったら、次の年の税金が払えるかが不安」と彼が理由を語ると、さんまが「正解! 芸能人にしかわからないことや」と共感していた。
他の共演者が「アイドルなのに税金の心配するなんて」とがっかりしていたように、国民的アイドルとなった今でも二宮がそんな不安を抱えているとは意外である。ただ、さんまや嵐クラスになると税金の額も桁が違うのだろう。
“お金は大好きだが、使わずに貯金して将来の不安を解消したい”というのが、二宮和也のお金に対する考え方のようだ。後は、ケチと見られないように姿勢を良くすれば悩みもかなり解消するのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)