テレビ番組で共演したアイドルからけなされても、お笑い芸人にとってそれは仕事のひとつである。台本にあっての展開だったり、その場にいれば反論もできよう。しかし帰宅後、たまたまつけたテレビの中で自分のことを悪く言われているのは、いくら芸人であっても気持ちが良いものではないらしい。
2月19日深夜放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では“トリオ・ザ・天然どさんこ女”として、北海道岩見沢市出身の芹那が出演。菊地亜美、藤崎奈々子とともに、賑やかなトークを展開した。
番組中、「こんな男は絶対イヤだ!」という質問があったときだ。芹那は“前髪をすぐ直す男”と答えていた。これは一般の若い女性からも、同意の多そうな答えである。すると彼女はあるお笑い芸人を例にあげて、回答理由を説明し始めた。
芹那によると最近お笑い芸人の山里亮太(南海キャンディーズ)と共演した際、彼はモニターに自分が映るたびに前髪を直していたという。この様子を見ていた芹那は、「えっ? 誰が前髪直してんの」と不愉快になったと話す。
すると番組MCの徳井義実(チュートリアル)が、それは“前髪を直す男”が嫌いなのではなく“山里亮太が嫌い”なのではないか―と疑問を呈したのだ。続けて後藤輝基(フットボールアワー)も、「山ちゃんだって、前髪くらい直すだろう」と先輩芸人としてかばいつつ、「ハエだって手洗う」と結局は笑いにもっていったのだ。
この話題の最中テレビ画面に山里の似顔絵が映り続けていたが、本人は番組には出演していなかった。そして深夜に自宅に帰った山里はたまたまつけたテレビで、自分が話題になっているのを目にするのである。
「なんて惨めなんだ」という書き出しでツイッターにつぶやく山里。自分が出ていない番組の中で、アイドルからけなされているのだ。それも山里が芹那に直接、何かしたというわけではない。仕事で疲れての深夜の帰宅。さすがの山里もこの芹那の発言には落ち込んだようだ。
ツイッターによるとそっとテレビを消して、風呂掃除を始めたという。その後バスタブに“ラベンダー畑”と記されている入浴剤を入れて湯に浸かり、さらに自分を励ますかのように「とりあえず頑張ろう」とつぶやいた山里。ラベンダーの香りには、「精神的な疲労」を取り除く効果が期待されるらしい。効果があったのか、翌朝、山里は元気に仕事先へ向かったことをツイッターで報告している。
(TechinsightJapan編集部 みやび)