エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「“紅白おめでとう”はおかしい」。斉藤和義が紅白歌合戦に対する世間の反応に疑問。

ミュージシャンの斉藤和義が今年の紅白歌合戦に出場する。彼がMCとして出演するテレビ番組『ドレミファさまぁ~ず2』の中で、紅白出場に対する周囲の反応に違和感を唱えた。その意外な意見に、さまぁ~ず・三村も「うっかり言っちゃったよ」と驚いたほどだ。

大ヒットしたテレビドラマ『家政婦のミタ』のテーマ曲「やさしくなりたい」で一躍注目された斉藤和義が、実にデビュー20年目で紅白歌合戦への初出場が決定した。だが、12月28日に放送された『ドレミファさまぁ~ず2』で、彼は世間から「紅白出場、おめでとう」と言われることへの疑問を明かしたのである。音楽番組の中で、なぜ紅白歌合戦出場は祝福されるのか納得できないというのだ。

三村マサカズはそれを聞いて「俺も、うっかり言っちゃったよ!」と慌てていた。彼も斉藤の持論を聞いて「確かになんでだろうね? もう、他の番組も『おめでとう』って言っちゃえばいいんだよ! 『“アド街ック天国”おめでとうございます』とか」と共感したのである。

今では『NHK紅白歌合戦』も視聴率が伸び悩み様々なアーティストを出演させるが、最盛期には大晦日の風物詩として多くの国民が支持した歌の祭典である。以前は大晦日に放送されていた『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が受賞イベントであるのに対して、紅白はチームによる歌合戦として注目された。その出場歌手となることは至難だったのだ。そんな歴史もあって一般的には「紅白出場、おめでとう」と祝福するのだろう。

今回は、ももいろクローバーZが念願の紅白出場に歓喜したことでも分かるように、今でも歌手にとって憧れのステージであることは変わらない。ただ、斉藤和義の場合は大晦日に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』を楽しむのが常なのか、紅白出場発表会見では「今年は『ガキ使』が見られないな…」と答えている。そんな背景もあり、彼は「紅白、おめでとう」の言葉に疑問を感じたのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)