エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「全然面白くない」。相方の児嶋にウンザリしていた渡部。これからアンジャッシュはどうなる?

最近のお笑い芸人はタカアンドトシのように、2人一緒でしか仕事を引き受けないというコンビは非常に珍しい。そしてコンビの片方にピンでの仕事が多くなってしまうと、囁かれるのは“コンビ解散説”である。

昨年までの渡部建(アンジャッシュ)は、ピンでの活動が非常に目立っていた。バラエティ番組への単独出演の他にもラジオのDJとしても活躍、テレビ番組でコンビ揃っての姿を見ることはほとんど無かった。アンジャッシュの所属会社ではピンでの仕事をしていても、コンビ間でギャラの格差は無いのが通例だった。だが数年前から“渡部の希望”で、「ピンでの仕事のギャラは本人に支払われること」になったというのだ。“渡部はピンを狙っている”と、周囲も児嶋も推測していたらしい。

9月24日深夜放送の『芸人報道』(日本テレビ)に出演した渡部は、「以前は本当に仲が良くなかった」と児嶋との関係を話し出した。

“本当にクソだな”“全然面白くない”。渡部は児嶋の仕事に対する姿勢に心底失望し、軽蔑していた時期があったようだ。ピンでの仕事が順調だったこともあり、この頃の渡部はコンビでの活動に重きを置いていなかったのだ。

だが昨年の秋頃から以前のイメージとは違う、“イジられキャラ”として児嶋に注目が集まり、今年は児嶋も大活躍である。そして児嶋の人気が高まるにつれて、アンジャッシュ2人揃ってテレビ番組へ出演するケースが、また増えてきたのだ。

最近、渡部と児嶋は2人だけで、久しぶりに飲みながら腹を割って話し合ったという。“ここで頑張らないと上には行けずに、周りに飲み込まれてしまう”という危機感で一致し、「コンビで力をあわせていこう」と誓い合ったそうだ。

新たに確立された児嶋の“イジられキャラ”を活かし幅を広げられるのは、やはり相方の渡部だろう。これからの年末年始は、お笑い番組が増える時期である。以前は都会的で知的なイメージだったアンジャッシュだが、新しい分野でのコントが見られるかもしれない。楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)