エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「作曲者は誰?」NMB48が新曲“ヴァージニティー”をテレビで初披露するも賛否の声。

NMB48が8月8日にリリースする新シングル曲“ヴァージニティー”を、音楽バラエティ『HEY!HEY!HEY!』の生放送で初披露した。彼氏からキスを迫られる女子の気持ちを表現した楽曲だが、歌詞だけでなく歌謡曲風なメロディとアレンジにファンから賛否の声が出ている。

“ヴァージニティー”はNMB48の5枚目のシングルとして8月8日に発売される予定だ。7月9日に放送された『夏が来た!! HEY!HEY!HEY! お台場“生”の歌祭り』にNMB48が登場してこの新曲を初披露した。

歌詞の内容は、「キスしても減るもんじゃない」という男子と「キスしちゃったらなにか減るんだ」という女子の心理を比較して書かれている。「キスしたらきっと変わるよ。パパにも言えない“ヴァージニティー”」と変化する女子の気持ちがハラハラさせる歌だ。

ところが生放送で初披露した直後に、ファンの間では辛らつな批評が聞かれた。「歌詞だけじゃない…メロディの方がむしろ最悪」、「NMBの曲で初めて残念と思った」と歌詞よりも曲に対する厳しい声が目立つ。“ヴァージニティー”の歌詞はいつもどおり秋元康によるが、作曲はテレビでは田中俊亮と表示された。「作曲は誰?」、「田中俊亮についてよくわからない」と作曲者についての疑問も飛び出している。

現在のところ“ヴァージニティー”のクレジットでも、まだ作曲者名は表示されていない。テレビの情報から田中俊亮を調べると、ガールズバンドZwei(ヅヴァイ)のシングル『風の旋律』の収録曲である「ソラノシズク」の作曲者が田中俊亮である。またPSPソフト『STEINS;GATE』のエンディングテーマ「プレギエーラの月夜に」や、TVアニメ『シュタインズ・ゲート』のキャラクターソング「メイクイーンの午後3時」の作曲者としてもクレジットされている。彼が“ヴァージニティー”の作曲者とみてよさそうだ。

秋元康は曲を決定する為に1000枚以上のデモ曲を聴いて、その中からイメージのあったものを選んでいくという。数ある中から今回は田中俊亮のメロディがNMBの新曲としてイメージが一致したと考えると運命的な出会いではないか。

“ヴァージニティー”では曲調もさることながら、アレンジも『シャネルズ』のヒット曲を思わせるブラスセクションのフレーズなど昭和カラーを押し出している。ファンからはその点について、前述のように厳しい意見もある反面「すごく昭和だった」、「哀愁があって嫌いじゃない」と評価する声もあり、「聴きなおしてるけど、確実に売れる」という秋元康の先見の明を読みきったようなコメントも見られた。

NMB48の楽曲は、ファーストシングルの“絶滅黒髪少女”をはじめ「鉄のパンツ」の歌詞が話題となった“純情U-19”などAKBやSKEとは違うイメージを狙ったものが多い。今回の“ヴァージニティー”もその路線のようだが、「聴くほどに良さがわかる」のが特徴とすればその答えが分かるのはもう少し時間がかかりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)