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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「まるで本当の親子」。木村拓哉のビールCM“グローブ 父の日篇”で共演する俳優が話題に。

木村拓哉が出演するSUNTORY『ザ・プレミアム・モルツ』CMの新シリーズが話題となっている。息子と父親が縁側でビールを酌み交わす場面は、セリフはほとんど無いが父子の心が通う様子が伝わるのだ。撮影ではCMスタッフも「まるで実際の親子のよう」と見入ったという。この父親役の俳優が「誰なのか?」と視聴者も気になっているようだ。

『ザ・プレミアム・モルツ』のCMは、SMAPの木村拓哉と香取慎吾が登場した前作“ビールの歴史篇”も人気だったが、新CMは木村拓哉による“グローブ篇”となっている。息子役の木村と父親が言葉少なにビールを楽しむ姿がほのぼのとしており、ネットでも「雰囲気がなんともいえず良い」と好評な声が聞かれる。

父親を演じる俳優の浜畑賢吉は69歳であり、39歳の木村拓哉とは年齢的にもバランスの良い設定になっている。浜畑賢吉は昭和の映画全盛期に劇団俳優座養成所の第15期生として活躍した。夏八木勲や地井武男、故原田芳雄なども同期である。

彼は昭和43年に、テレビドラマ『進め!青春』で主人公の新米教師を演じたところ大人気となり広くその名が知られたのだ。その後もNHK大河ドラマをはじめ数々の映画やドラマで活躍しており、現在は大阪芸術大学教授・舞台芸術学科長を務めている。

CM“グローブ篇”では「無口な父親とのキャッチボールが2人の会話だった」と木村のナレーション(心の声)が入るものの、セリフはほとんどない。だが、最後にビールを飲んだ父が「うまいなこれっ」と口にすると、息子が「やっとしゃべったね」と微笑む1コマがある。その瞬間にCMの中心が息子から父親にシフトするのだが、浜畑賢吉ならではの技量を感じさせる。

現在、父の日を控えて“グローブ 父の日篇”も新たに放送されている。こちらもセリフは少なく木村のナレーションが中心だが、2人の表情だけで実に良い雰囲気が出ているのだ。「この前オヤジと飲んでたら昔のグローブが出てきたんです。こんなにちっちゃな手の頃からなんか…(ありがとう)」と木村が心の声で感謝するところが父と息子の“父の日”らしい。

この『ザ・プレミアム・モルツ』CM“グローブ篇”では、まだまだ木村拓哉と浜畑賢吉によるコンビの魅力を引き出せるのではないだろうか。できれば続編を見てみたいものである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)