エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】森山直太朗「さくら(独唱)」のPV出演を断っていた、義兄の小木(おぎやはぎ)。

シンガーソングライター森山直太朗にとって、義兄のお笑い芸人・小木博明おぎやはぎ)は“話しかけないと喋ってくれない”存在なのだという。いつもは大勢の家族の中で話をしているが、あるテレビ番組で2人だけで対談する機会が設けられた。そこでは直太朗の「さくら(独唱)」に関する、ある秘話が明かされたのだ。

「(森山親子は)裏声シンガーじゃん、裏声で誤魔化しているよね」。お好み焼きのタネをかき混ぜながら、平然と毒舌を吐く小木。4月29日放送の『アシタスイッチ~MY TIME TO SHINE~』(TBS系)内で対談に用意された鉄板焼きのお店では、直太朗には何もさせずにお好み焼きを最後まで調理する小木の意外な姿があった。終始マイペースで感情的にならない小木の話に、直太朗が太刀打ち出来ず頭を抱え込む場面さえあった。

2003年3月に発売した「さくら(独唱)」が120万枚を超える大ヒットになった直太朗。実はこの作品のプロモーションビデオに、有名になり始めていた小木に出演してもらおうと打診したことがあったという。1stシングルが全く売れなかった直太朗は焦っていたといい、2枚目のシングル「さくら(独唱)」に注目してもらうため小木の力を借りようとしたらしい。

「こんなダサイ曲、売れるわけが無い。」と思いPVへの出演を断ったと、真顔で話す小木の本心が分からず、「ひどいなぁ~」と直太朗は困り顔である。しかし「さくら(独唱)」のデモテープを真剣に聴いた小木は、“この曲に自分が出るのは相応しくない”と感じたのだ。正式に発表されたPVはピアノを弾くひとりの男性と、直太朗しか出演していない。「まさか、俺がピアノを弾くんだったの?」と、小木はニヤリと笑った。

人生で焦りを覚えたことがない、無理はしたくないという小木だが、実は自分に全く自信が無いのだと話す。「俺が、俺が」と前に出て行くこともできず、どうしたら良いのか昔は分からなかったと、珍しく本音を語り出した。そんな彼が一番大切にしているのが、“人との出会い”だという。小木は社交的ではないが、誠実な態度で接することを心がけ、曖昧な言動をすることを良しとしてこなかった。大切な相手だからこそ、自分の行動に責任を持ちたい―こんな強い意志が、小木からは感じられる。

番組ゲストの精神科医・名越康文氏は「小木さんの毒舌は確信犯ですね。(直太朗の)本音を聞き出すために、あえて言っている。」と話し、返ってくる答えにも適切なアドバイスができる器量と優しさを併せ持っている人物だと述べていた。この褒め言葉の感想を、小木から聞いてみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)