イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】人気歌手エルトン・ジョンが激白。「僕も逝っていたかも。ホイットニーのようにね。」

人気歌手エルトン・ジョン(65)がTVインタビューに応じ、いくつかの衝撃発言をして大変な話題となっている。このインタビューで、エルトンは過去のコカイン使用やイジメについて正直に語ってみせた。

「僕だって、いとも簡単にホイットニー・ヒューストンのようになっていたかも。」

『E!News』のインタビュアー、デヴィッド・ブーティカにそう語ったのは、男性パートナーと結婚し代理母出産によってもうけた一児の子育てにも追われている歌手エルトン・ジョンであった。

「(僕がホイットニーのようにコカインで亡くなっても)まったく不思議じゃなかったんだ。」

そうとも述べるエルトンは、同姓婚パートナーであるデヴィッド・ファーニッシュ氏と共に、代理母が2010年に出産したザカリー君の育児に追われる毎日をおくっている。多忙ながらも幸せに暮らすエルトンだが、このような日常があるのも“1990年に意を決して薬物を断ったおかげ”という。ホイットニーのような死を迎えなかったことは“奇跡”ともいうエルトンは、その理由を次のように述べた。

「だって僕は、ホイットニーが吸引したのに絶対引けをとらないくらいのコカインを過去にやっていたからさ。」

コカインに溺れた過去のほか、エルトンはキャリア面でも私生活でも重要だった人たちに殴られた経験などを赤裸々に語り、“イジメの被害者たちへのメッセージ”として次のように熱く語ってみせた。

「とにかく(イジメを受けていることを)人に話すんだ。」

また“イジメをする人間に対してのエルトンからのメッセージ”はこうだ。

「不安定な気持ちが君たちをイジメに走らせている。(イジメによってもたらされる)結果を考えてみるべきだよ。(イジメをする人も)本当は良い人間のはず。人はみな人生で失敗をするよね。そんな失敗を正す絶好の時だ。」

こういった社会問題についてエルトン自らが口を開く背景には、昨今多発しているティーンのドラッグ問題や自殺に加え、愛して止まない我が子の存在がある。就学年齢になれば「お前にはマミーがいない。」などと息子がイジメられることを覚悟しているというエルトンだが、「誰かにイジワルなことを言われたら、きちんと話してくれって言っておくつもり。手助けはする。でも自分で立ち向かうんだとも言うね。」などと述べ、親として子供を守る強い決意を表明している。

ホイットニーに死をもたらしたコカイン。多くの子供たちがそんなドラッグをいとも簡単に入手できる現実は、親となったエルトンにとっては堪え難いことだろう。そしてイジメ問題や自殺の報道を耳にするたび、エルトンは自身の過去と我が子の将来を想い複雑な気持ちに揺れるようだ。だがエルトンをはじめとする多くのセレブがイジメ撲滅に向けて活発な動きを見せている。勇気あるエルトンの発言や切実な想いが、悩める多くのティーンに届いたことを祈る。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)