現在はドリームモーニング娘。で活躍する元モー娘。の中澤裕子(38)が芸能界入りするまでの苦悩をブログで明かした。今も精力的に活動する彼女にとって、芸能界入りはまさに人生の転機だったことが伝わる内容だ。
中澤裕子といえば、あの「モーニング娘。」の初代リーダーとしてメンバーからも姐さんと呼ばれる存在だった。京都出身の中澤裕子は中学、高校時代を地元で過ごした後に大阪へ出てOLとなっている。その彼女がオーディション番組をきっかけにつんく♂から見出されて初代モー娘。としてデビューしたのは24歳の時だ。
先日10月2日にドリームモーニング娘。の中野サンプラザ公演を終えた彼女は翌日、筋肉痛を感じながら『中澤裕子オフィシャルブログ「NakazaWorld」』で、そんなデビュー前の思い出を綴っている。
彼女は「芸能界に入るまで一生懸命何かに夢中になれることはなかった」と中高生時代を振り返る。そして社会人となったOL時代も全く楽しく過ごしたことはなく「自分は何の為に生まれてきたのか分からなくて、なんてつまらない人生なんだとずっと自暴自棄に投げやりに生きていました」とその頃の心境を明かしたのである。
その中澤裕子に『歌手になりたい』という夢ができ、そして叶ったのだ。彼女は今「つまらない人生と思っていたあの頃もひっくるめて、生まれてきて良かったと思います」と感じている。
筋肉痛は辛いだろうが、ドリムス。のツアーは12月17日まで続く。その1回1回の公演を後悔しないようにしたいという中澤は「皆さんに笑顔で帰ってもらえるように、今やるべきことを一生懸命やり遂げよう」とやる気満々だ。38歳となった彼女は、ますます人生の意味を実感しているようである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)