エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「私を撮っても面白くない」と言う、SKE48松井玲奈に密着するとかなり面白かった。

AKB48の姉妹グループSKE48の松井玲奈(19)の素顔を知ろうとテレビ番組が密着取材を敢行した。そこには普段は見られない松井玲奈の意外な面が映し出された。

SKE48メンバーでも人気のある松井玲奈は先の第3回AKB48選抜総選挙では10位となり14位の松井珠理奈と共に選抜メンバー入りを果たしている。この2人がSKEの2トップといって過言ではないだろう。7月23日に放送された「スター姫さがし太郎」では、その松井玲奈の密着取材を行った。

カメラを向けられると松井玲奈はいつも「私を撮っても何も面白くないですよ」と言って撮影を嫌がるのだ。他のSKEメンバーにそんな松井玲奈について印象を聞くと「基本的に静か」、「女の子らしい」、「心が広い」、「後輩にもすごくやさしい」、「弱音をはかない」という答えが返ってきた。彼女は『物静かだがしっかりもの』そんな印象をもたれているようだ。

松井玲奈の不思議な面が見えてきたのはメンバーとの会話で和んでいる時だった。「仕事中は食事しないんです」という彼女は、この日も朝食を食べてその後午後4時まで何も食べずに空腹感もないというのだ。すると横にいた中西優香が「神はお腹がすかないっていうから、その領域に達してるのよ」と表現すると2人で笑っていた。松井玲奈にはこのような『食べ物』での意外性が多いとメンバーも証言している。確かに彼女は『炭酸が好きで、朝晩必ず飲む』ことや『メロンパンを毎日1個食べる』からと宿泊先でもバッグにメロンパン3個を詰めていたりと、食べ物にこだわりを見せる。

彼女は辛いものが並外れて好きで仲間と食事した『赤から』では店員に「赤から鍋の10番より上があるって聞いたんですけど?」と積極的に尋ねるこだわりを見せた。他のメンバーがメニューにある辛さのランクを見て「10番が一番最後ですけど! これ火を吹いてますよ!」と驚くのを尻目に12番の辛さで「赤から鍋」を特注したのだ。木崎ゆりあなどはもやし1本を口にして降参するほどの辛さなのだが、松井玲奈は平気でそれを食べて「あっ、しゃっくりでたから辛いよ」と嬉しそうに目を輝かせた。彼女が辛く感じた時はしゃっくりが出るのだ。

そんな松井玲奈の恋愛観も変わっていた。好きな男性のタイプを聞かれると「イッツ・ア・スモール・ワールドを好きっていう人」と答えたのだ。ディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールドを好きな人に悪い人はいない」というのがその理由らしい。彼女はもしSKEに入っていなければディズニーランドで働いていたというほどディズニーランド好きなのだ。

密着取材にもすっかり慣れてきた松井玲奈はある日、彼女が大ファンだという『Sound Horizon』という音楽集団のライブに出かけた。彼らはメタルロックを基調としたバンドで、そのステージは物語性を追求した構成で『幻想楽団』と自称している。ライブ会場での松井玲奈は拳をふりあげてジャンプするノリノリな姿を見せた。ライブ後は「どうとかで表されない。超楽しかったです」と感想を語り満足していた。

『イッツ・ア・スモール・ワールド』や『Sound Horizon』だけでは無い。アニメ『鋼の錬金術師』の試写会でコスプレ姿になった松井玲奈は「テンションあがります。アニメの世界に入ってるみたい」と興奮していた。自分を「ヲタクです」と認めるほどマニアックなところがあるのだ。彼女は今回の密着取材のビデオをスタジオで見ながらMCのブラマヨから『Sound Horizon』について聞かれると『Revo国王の下で観客は国民ローランとなり、アンコールでは国歌を合唱する』と説明して、ますますマニアックなところを見せた。しかも「国歌を聞かせて」と求められると「ローラン(国民)とでなければ歌えないので、小杉ローラン、吉田ローラン、(松井)珠理奈ローランとなった時に聞かせます」と真剣に話してヲタクぶりを発揮したのである。

自ら「私を撮っても何も面白くないですよ」と遠慮するような物静かなイメージだった松井玲奈だが、このようにいろいろな側面を持っているのだ。そして今回の取材で彼女が見せたもう一つの顔がSKE48のトップとしての顔だった。「SKEはAKBに助けてもらいながら成長している。今は波に乗らせてもらっている状態だから、それを勘違いしないようにしたい」と話す彼女の表情が印象的だった。

SKE48の新曲「パレオはエメラルド」が7月27日にリリースされる。グループ初の水着によるPV撮影などがすでに話題となっており期待できそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)