エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「足らないのは個人の輝き? 」。ぶっちゃけ売れたい「アイドリング!!! 」のここが惜しい。

アイドルグループ、アイドリング!!!がテレビ番組でAKB48のように売れたいと本音を語った。彼女らはその秘訣をバラエティ王の明石家さんまに尋ねたのだ。

アイドリング!!!は同名のテレビ番組『アイドリング!!!』(フジテレビONE)発の女性アイドルグループである。CS放送中心の彼女達は地上波の番組ではまだあまり見かけない。
昨年12月に放送された「さんまのまんま」にそのアイドリング!!!が出演した時のことだ。
久々の地上波登場で「ここがチャンス!」と意気込む彼女達は、MCの明石家さんまに売れる秘訣を聞き出そうと必死だった。

まず「ぶっちゃけ、売れたいんです!」と単刀直入にメンバーの菊地亜美が切り出した。彼女達はアイドルグループとして現在の位置を「上にもいってないけど下にもいってない」と認識しているようだ。
目標としてAKB48を引き合いに出す彼女達に明石家さんまは「AKBは握手とかして努力している」と話した。すると彼女達は「握手とかやってます」と自分達の頑張りを主張したのだ。さんまは「上を行くにはそれだけでは不足」だと、DAIGOが行う「ハグ会」なんかをやってはどうかと提案した。
だが彼女達は「ハグで失敗したらその先がない…」と躊躇するのだ。それに対してさんまは「おっぱいがあるやろ!」とまだ先はあると言うがそこは「アイドルなので」と引かれてしまった。

視点を変えてさんまが「会議とかはするの?」と尋ねるとリーダーの遠藤舞は「やったことが無い」と答えた。しかし団結力には自信があるらしい。そんな彼女に「じゃあ何がたらんねん?」とさんまが聞くと「個人の輝き?」と言うのだ。
さすがのさんまも力が抜けてしまい「そんなん言うな! テンション下がるから!」と注意していた。

さんまはAKB48も今のように売れるまでには5年かかっており、見えないところでいろいろな努力をしていると話し「アイドリング!!!が売れるにはもっと違うことをやるべきだ」と言って聞かせた。
さらに彼は「5大ドームでコンサートが夢」と言う彼女達に「5大ドームで全員で女子レスリングすればいい」と答え、16歳の朝日奈央の母親が35歳でイケイケだと聞くと「お母さんをメンバーに入れたらいい!」など突飛なアドバイスを繰り広げた。
それにめげずに食い下がるアイドリング!!!メンバーは最後に「AKBやモー娘。に追いつくにはどうしたらいいんですか?」と改めて問うたのだ。さんまも最後は「特技をつくることやな」とK-POPのKARAや少女時代のように「ダンスが上手くなるといい」と真面目にアドバイスしたのである。

アイドリング!!!とさんまとのやりとりで感じたことだが、あと少し何かが足りないのだ。例えば彼女達は「うなぎつかみ」をして頑張っていると話していたのだが、以前AKB48の指原莉乃は「渋谷でゴム手袋をかぶって鼻息で割る」パフォーマンスをすると話していた。それでも指原は納得のいくポジションにはつけないのだ。
他にもAKB48では大島優子や秋元才加もバラエティで振られると芸人顔負けのモノマネ芸を見せてくれる。そうした「覚悟」がアイドリング!!!からは感じられなかった。それはリーダーが口にした「個人の輝きが足りない」こととも関係しているのではないか? その点がアイドリング!!!にとって大きな課題なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)