些細なことや物事の手順にこだわり、それが狂うと強い不安や苛立ちに駆られ、モノが清潔か不潔かをくどいほど気にしたり…。こうしたことが原因で、日常生活において周囲との協調が難しくなってしまう “OCD(強迫性障害/Obsessive Compulsive Disorder)”。女優ミーガン・フォックスも、これに苦しんでいることを雑誌で告白した。
昨年ミーガンは、『Wonderland』誌とのインタビューで「私は境界性パーソナリティ障害か統合失調症ではないかと思う」と語っていたが、『Allure』誌とのこの度の特集インタビューにおいても、自分のメンタル面の悩みをさらけ出した。
「朗らかな人間を目指したいと思ったこともあるわ。でも、どう努力してもユーモラスな人間になるのは無理だった。私はやっぱり一人が好き。人と会話しなくても寂しいと感じないの。」
「私、ひどいOCD(強迫性障害)なの。これはもう病気よ。食生活からトイレまで、それが清潔かどうかいちいち気にしてしまう。例えばトイレの水が流れる音、あれがダメなの。バイ菌が空気中に舞っていると感じてしまって…。」
「食器も気になって仕方がないわ。見知らぬ人達が口をつけてバイ菌がついた食器なんてゾッとする。でも私は自分では料理が出来ないわ。餓死すると言われてもムリ。いざとなれば1週間食べなくても平気よ。」
新作『Passion Play(原題)』の撮影中にトップレス写真を盗撮された問題については、「あの写真を撮った人物が分かったらタダじゃおかない。思いきり苦しめてやる!体でね」と、卑語連発で怒りを炸裂させた。
ミーガンは怒りの感情を抑えられないことで知られている。昨年秋には本人も『Rolling Stone』誌に、「喧嘩になると殺意さえ抱いてしまうの。だから彼(ブライアン・オースティン・グリーン)には、私がイライラし始めたら早めに目の前から消えて、と言ってあるわ」と告白していた。
デヴィッド・ベッカムや、クリスティーナ・アギレラなどもカミング・アウトしているこの “OCD(強迫性障害)”。50人に最低1人はいると言われ、症状は多様で感じ方にも男女差、個人差があり、専門医による行動療法や薬物療法を受けながら、個々の問題の克服を目指す。
ところで、ミーガンのこの度の『トランスフォーマー3』降板について、彼女の代理人は「マイケル・ベイ監督がクビにしたのではなく、体重が落ち、体力的な自信を失ったことによる彼女の意思です」と、今さかんに強調している。
画像:『Allure』
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)