エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】”つい口がすべって”。吉本初ライヴに挑戦の鶴瓶、アノ映画の”オチ”をポロリ。

落語家の笑福亭鶴瓶が吉本興業の品川花月の舞台に立った。松竹所属の鶴瓶にとって初めての吉本体験である。鶴瓶は吉本の芸人ほんこんと漫才を披露した。その際に初舞台に気合が入りすぎたのか、主演映画の結末をポロリと口にして大慌てとなった。

笑福亭鶴瓶は映画「ディア・ドクター」で主演男優賞を取るなど俳優としての評価も高い。
2010年1月30日(土)から全国ロードショーされる「おとうと」でも吉永小百合とともに主演となり期待されている。

その鶴瓶が1月3日放送のテレビ「今田耕司プレゼンツ、鶴瓶vs未知数芸人。俺の相方だれやねん!?SP」に出演した。
同番組では鶴瓶が吉本興業の舞台である品川花月で相方とコンビで漫才を披露するという企画が進行された。
よしもとや人力舎などで若手の芸人たちに自己アピールさせてその中から相方を決定するという流れである。
くまだまさし、レイザーラモンRG、ゆってぃ・・・といった若手芸人の芸を進行役の今田耕司と見学して回った。
最終的に相方の決定は今田耕司が行ったのだが、品川花月で相方を紹介された鶴瓶は愕然とした。
相方は見学した若手とは無縁の吉本の芸人、ほんこんだったのだ。
しかも、ほんこんも鶴瓶と組んで花月で漫才をするということは知らされていなかったのである。

初舞台の時間が来たために、しぶしぶネタあわせもできずに二人は漫才を始めた。
だがさすがにベテランの二人だ、トークをそのまま漫才にしてしまった。
一番驚いたのは仕組んだ今田耕司だった。
「凄いわ!即席とは思えんな」
と感心するばかりだった。

特に、鶴瓶のトークは冴えておりほんこんもうまく鶴瓶を引き立てた。
すると熱くなっきた鶴瓶は
「今度出る、映画のポスター。真ん中に俺がドーン、後ろに吉永小百合さんや。前に蒼井優ちゃんや」
と主演映画「おとうと」の話をはじめた。
映画おとうとでは弟を演じるのが鶴瓶で、その姉が吉永小百合である。
いつも迷惑をかけては姉にかばってもらう弟はしばらく音信不通だった。
しかし、姉の娘の結婚式に現れて酔っ払い醜態をみせる。姉は弟に全財産を渡して行方をくらます・・・というあらすじだ。
その内容に触れだした鶴瓶はつい口をすべらせた。
「それでな、俺に蒼井優ちゃんとかが泣きながらすがってくるわけや・・、で惜しまれながら死んでいくんや」
それを聞いたほんこんが
「え、死んでしまうのん?」
とビックリした。
一緒にビックリしたのは当の鶴瓶だった。
「あ!これ。映画の結末。言うたらいかんかった!」
「みんな話したらあかんよ!」
と観客に内緒にするように頼んだ。
相方のほんこんも、
「話したらいかんからな」
と一緒に頼んでいた。

まあ、会場だけでなくテレビでも放映されたので極秘ということではないわけだが。
映画の結末を話すのはやはりまずい。ミステリーものでなかったのがせめてもの救いか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)