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高速バスの旅がますます楽しく! VOD搭載の新シート登場

昨年は「高速道路1000円」の影響もあって、休日に旅行などで外出する人が急増した。これまでより遠出するようになったという声がある一方で、マイカーでの移動は渋滞が悩みの種となっているようだ。

そこで、全国へ高速ツアーバスを運行するWILLER TRAVEL株式会社は、より快適な旅行を目指し、「バスの移動時間をもっと楽しく」をコンセプトに、昼行専用の新シート「シアター」を開発した。来月1日より「東京-名古屋」、「東京-仙台」、「大阪-名古屋」の3路線の昼行便として運行を開始する。

「シアター」は、各座席の背面にモニターを設置し、オンデマンドで映画、音楽やゲームが楽しめるVODシステムを搭載しているのが特長だ。

従来の観光バスに内蔵されていたモニターとは一線を画すもので、飛行機のように各座席にモニターが設置されている。また、コントローラーもついており、各自で映画や音楽など自分の好みに合ったものを選び利用することができる。ヘッドホンは無料で貸し出される。

映画は、2月のサービス開始当初は「マンマ・ミーア!」「マダガスカル2」「ハムナプトラ3」「アドレナリンダイエットVOL..1」の4作品からスタートし、3ヶ月毎に更新される。また、音楽は人気お笑いコンビ・Wエンジンがナビゲーターを務め、人気のJ-POPを多数収録している。さらに、SEGAのゲームも15種類内蔵されている。

料金はバスの利用料金も含めて大阪-名古屋間が片道2,500円からとなっており、東京-名古屋は片道3,600円から、東京-仙台は片道3,600円からとなっている。

WILLER TRAVEL株式会社では今後、この「シアター」を他の昼行便にも順次導入していくという。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)