なんと、首相は27歳のあのアイドルに…鳩山新政権の船出を尻目に、こちらも新内閣の顔ぶれが固まった。「TSUTAYA online」が実施した芸能人・著名人による内閣を決める「エンタメ国民投票」の結果が発表された。
これは今月8日から15日にかけてTSUTAYA onlineがサイト上で実施した調査で、テーマはずばり、「総理大臣以下や大臣になってもらいたい芸能人・著名人は誰!?」だ。放送作家のおちまさと氏がプロデュースする「エンタメ国民投票」の記念すべき第一回投票テーマとして、総理大臣を始め、厚生労働大臣、外務大臣、官房長官など全ての閣僚を芸能人・著名人の中から選んで投票するもので、衆院選直後というタイムリーな話題であったことから、多くの投票が寄せられた。
その中で、内閣総理大臣に選ばれたのは、なんと27歳の若きスター、嵐の櫻井翔さんだ。櫻井さんへは「的確なコメントで毎回テレビで見ていて感心してしまう」「誰にでも分かる言葉で私達の目線にたって、リーダーシップを発揮してくれそう」といった意見が寄せられている。ニュース番組のキャスターなどを務め、政治や社会問題に積極的に発言する櫻井さんが、数多くいる芸能人を抑えて見事総理大臣の座を射止めた。
続いて各大臣の顔ぶれを見てみると、まず総務大臣と内閣官房長官に選出されたのは、島田紳助さんだ。「決断力・理解力・人の気持ちを察する能力があるから」「個性的なメンバーの意見を上手くまとめるバランス感覚に優れている」などの選考理由が挙げられた。このほか、外務大臣に北野武さん、経済産業大臣にタモリさん、規制改革担当大臣に松本人志さんが選ばれるなど、「インテリ」「天才」というイメージが強いお笑い界の大御所が多数選ばれている。
また、一時期は衆院選への出馬も取り沙汰された、あの知事たちも入閣を果たしている。法務大臣には弁護士で大阪府知事の橋下徹氏、そして農林水産大臣には宮崎県の東国原英夫知事がそれぞれ選出された。東国原氏の選出理由には「宮崎を全国的にPRしたように、全国の農林水産を世界規模で盛り上げて欲しい」といった声が挙がっている。
そして、スポーツ界からは国家公安委員長に大リーグ・マリナーズのイチロー選手、文部科学大臣にサッカー元日本代表の中田英寿氏が選出されている。さらにはテリー伊藤さんやみのもんたさん、和田アキ子さん、藤原紀香さんらも入閣を果たしている。全大臣の顔ぶれなど投票結果の詳細は TSUTAYA online「エンタメ国民投票」ページに掲載されている。
今回の「芸能人内閣」の顔ぶれについて TSUTAYA online のエンタメ国民投票委員会は、次のように総括している。
「今回初めての投票だった事と、とても難しい内容だったのでどんな結果になるか正直わからなかったが、想定外の驚きの結果と、やはりこの人かという、まるでこの本当の総選挙のような結果になった。実際一度この内閣での政局も見てみたい」
芸能人の顔ぶれをみると、司会を務める人が多いことに気づく。我が強いコメンテーターよりも、周囲の状況を読解し、参加者全員に配慮したり話を広げることができる司会者の方が政治家に向いているということなのか。それにしてもこの「芸能人内閣」、何名かは本当に政界入りしそうだ。
「エンタメ国民投票」特集 http://tsutaya.jp/ochient/
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)