writer : techinsight

【お笑い峰打ちコラム】じゃない方芸人の逆襲

 すっかり一般名称となった感のある“じゃない方”芸人。念のために解説すると、お笑いコンビにおいて存在感のある相方の陰に隠れがちな、“○○じゃない方”と揶揄される芸人のことだ。しかしそんなじゃない方芸人が、今、逆襲の兆しを見せつつある。

 まずはオードリーの春日じゃない方、若林正恭(ケイダッシュステージ)。もともとあの春日を操縦する司令塔として実力は評価されていたが、ここにきていよいよキャラが立ってきている。その契機となったのが、めちゃイケの企画「お笑い芸人歌がへたな王座決定戦スペシャル」だ。

 先日すでに3回目を迎えたこの人気企画において、若林はレギュラー出演している。彼の音程の外し方は絶妙に笑いを誘うタイプものであり、漫才でのクレバーなイメージを吹き飛ばすインパクトがあるのだ。さらに若林は他の番組でも意外とクイズに弱かったり、腹黒いなどの面が明らかになってきており、人間としてはともかくお笑い芸人としての武器は増える一方である。

 若林とは逆にイメージアップすることで注目度を上げているのが、ナイツのヤホーじゃない方、土屋伸之(マセキ芸能社)。トーク番組に出演するなど活躍の場が広がることで、月見草のような彼の存在感が増してきた。

 フリートークでも漫才同様丁寧にボケを拾う土屋。これにより塙のボケばかりが取り沙汰されてきたナイツに、土屋あってこそという印象が着実に根付いてきている。富士には月見草がよく似合う、といったところか。芸とは直接関係ないが、8日放送のリンカーンで見せたラーメンに対する熱意も使いどころによっては有用な引き出しとなるであろう。

 そしてはんにゃのはんにゃじゃない方、川島章良(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)。以前からかなりのおバカであることが囁かれてきたが、レッドシアターにおける「カワレオ 川島教授への質問」でそれを裏づける発言が続々飛び出している。アメリカの首都を問われてユナイテッドアローズと答えそうになっていたのは衝撃だった。

 少しずつ、しかし確実にその存在をアピールし始めているじゃない方芸人。いつまでも得意気に「○○じゃない方ね」などと言っていてはとんだ赤っ恥をかくかもしれないのでご注意を。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)