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【アジア発!Breaking News】結納金が足らずに滅多打ちにされた新郎(タイ)

タイ南部のトラン県の結婚式場で、新婦側の親戚が新郎の親族を袋叩きにして、怪我を負わせる事件が発生した。

この事件は、新郎の支払う結納金の問題が原因となって発生した。

そもそもタイでは、婚約に際し、新郎新婦の親族が集まって結納金の額について話し合いをするが、今回のケースにおける新婦側は10万バーツ(日本円にして28万円くらい)を要求した。

しかし、それに対し新郎側は8万バーツにして欲しいと願い出た。そこで、新婦側はその額で承諾し、二人は晴れて結婚することになったのである。

そして結婚式当日、様々な儀礼が滞りなく済まされたが、結納金を渡す場面において新婦側の怒りに火がついた。なぜならば、結納金が当初の約束よりも大幅に少ない、2万バーツしかなかったのである。

これを受けて特に激怒したのが新婦の兄である。兄は、妹の面目が丸つぶれだとして、結婚式を即刻中止にするとともに、仲間を連れてきて、新郎側に対して椅子やビール瓶などで暴行を加えた。また、乗用車1台のフロントガラスを叩き割る暴挙にも出たのである。

これによって、新婦側は数人負傷したという。

タイでは結婚の結納金は非常に重要であり、社会的に大きな意味をもつ。そうした結納金を、いわばケチってしまった新郎の結末はなんとも悲しい。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)