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今回の【ドラマの女王】は、亀梨和也主演『神の雫』(日本テレビ)。17日放送の回に視聴率4.9%を記録してしまい、フジテレビ『トライアングル』と大きく差をつけられて、もはやどうすればいいのか分からないこのドラマ。期待しなかった割には、見どころいっぱいでけっこう面白いけれど、その魅力がテレビのこちら側にはあまり伝わってないようだ。打ち切りになったらあんまりだから『神の雫』をおもしろく見る方法をご紹介する。
まず、ジャニーズのタレントが主演するドラマだということを忘れる事。
このドラマのストーリーはフジテレビの『トライアングル』のように、残酷だとかましてや下品なものでは無いが、話は完全に大人向けだ。
日本テレビの火曜22時枠ドラマの視聴者ターゲットは、かつて『探偵学園Q』(2007年)を高視聴率に引っ張った小・中学生と主婦らしく、再びこのターゲットに期待してKAT-TUN(カトゥーン)亀梨を起用したと思われるが、子供たちに、ワインの講釈はちょっと難しい。問題児でもボクサーでもない亀梨くん演じる雫の「何が凄いのか?」それも分かりにくい。飽きた子ども達は、TBSの『リンカーン』にチャンネルを変えていった。だから視聴率が下がったので、ドラマ自体が“つまらな過ぎる”訳ではない。
大人は高級ワインを口に含んだ時の“美味しい味”や“芳醇な香り”を想像できる。雫を演じているのが亀梨和也である事を頭から除いてドラマを見てみると、単純に奥深い(というよりオーバーな)ワインのドラマとして楽しむ事ができるのだ。
また、自分が亀梨和也に「なりきる」という手もある。
ひとり暮らしの諸君は火曜日の夜は、できるだけ早く仕事をきり上げて「デパ地下へGO!」。今週も残りの曜日をガンバル為に、自分へのご褒美に高級ワインを1本買ってみる。青カビチーズとクラッカー、パンチェッタ(生ハム)なども忘れずに。家に帰ってシャワーを浴びて、つまみを並べてワインをグラスにそそいだら準備オッケー。22時になったら『神の雫』を見ながら、“家・バー”を決めるのだ。
「めざめよ、バッカス!!」と亀梨になりきれば、仲里依紗は君のカノジョで田口浩正は上司だぞ。友達を家に招いてみんなでワイワイやるのもオススメだ。どうだ楽しいだろう。
なんかトホホの『神の雫』の楽しみ方だが、なにもかもセチガライ世の中。つまらないものも面白くさせる工夫は必要だ。
父の遺したワイン・コレクションを掛けて、血を分けた兄弟が対決するというストーリーは「アレでも」、『神の雫』は品のいいドラマなので見ていて気分は悪くない。
「つまらなければ見なきゃいい。」と言われそうだが、田辺誠一の“クドイ”演技も、内田有紀の中途半端なエロスも、「子豚貯金箱」みたいな仲里依紗も、長髪の竹中直人の土肥ロベールも、毎週見てると少々クセになる。やっぱり見どころは“亀梨クン以外”。だったりして。
(編集部:空野ひこうき)
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