記者にとっては、まったく意味不明である。記者だけではないだろう。おそらく、これらの意味を理解できる大人はほとんどいないのではないか。「乙男」「シャカ男」「タヒる」「電告」「ペリる」…いずれも中高生の間では日常語とされる言葉だという。
全国の中高生から寄せられた若者語・日常語をまとめた「第3回 『もっと明鏡』 大賞 みんなで作ろう国語辞典!」の結果が発表された。これは「明鏡国語辞典」を発行する大修館書店が毎年行っているもので、3回目となる今年は昨年のおよそ1.5倍にのぼる、6万2805件の作品が全国の中学生・高校生から寄せられた。
昨年、「KY式日本語」が大ヒットしたが、そのブームのきっかけとなったのが、このキャンペーンだ。今年もユニークな新語が数多く寄せられた。その中で「もっと明鏡」大賞最優秀作品賞を受賞したのは10作。その一部を以下に紹介したい。
◆おとメン【乙男】(鳥海宏貴・東京都・高2)
乙女心をもっている男のこと。かわいい物や料理、裁縫などが好きな男のこと。メイクの得意な「化粧師系オトメン」、お花の手入れが得意な「お花好きオトメン」などがある。
《注》男らしさも兼ね備えていなくてはならない。
◆しゃかお【シャカ男】(齊田もも・東京都・高2)
電車内でイヤフォンから音漏れしている男の人。近年増加傾向にある。「今朝中央線で、隣がシャカ男でさぁ…」
◆たひる【タヒる】(菅栞奈・広島県・中3)
カタカナで「タヒ」と横書きしたら、漢字の「死」に似ていることから。主に若者がメールで使う。「死ぬ」までは強くなく、「もうだめ」など軽い言葉。「今日のテスト、タヒるよー(=今日のテスト死んだよー)」
◆チェンそー【チェンソー】(中村太一・北海道・中3)
総理大臣がかわること。「CHANGE総理」の略。「山田から田中にチェンソーした」「チェンソーしてほしい」
◆やする【ヤスる】(金リサ・東京都・中2)
1)ツメをヤスリでけずること。ツメを切るのとは少し違う。「お前ツメ割れてんじゃん!! ヤスれよー」
2)遊ぶときなど人数が多すぎるとき数名をはずすこと。決してその子が嫌いなわけではない。「どーはー!5人しか入れないー! 誰かヤスらなきゃー!」「あたしヤスられよーかー?」
そして最優秀学校賞には、豊島岡女子学園中学校(東京都)、日本大学豊山女子高等学校(東京都)、大阪教育大学附属天王寺中学校(大阪府)、広島なぎさ中学校(広島県)、香川県立丸亀高等学校(香川県)など11校が選ばれた。
このほか、「もっと明鏡大賞」事務局のオススメ傑作選として、こっそりメールアドレスを交換する「こそアド」、電話で告白する「でんこく【電告】」、恋に破れて初めて知る痛みなどを指す「はれんち【破恋知】」なども紹介されている。
また、「~~る」という省略語も依然として使用頻度が高く、偽装する=「ぎそる」、妄想する=「もそる」、切羽詰る=「セパる」など新しい言葉が続々登場している。中には、次のようなユニークなものも。
◆ペリる
1)図々しい態度をとる。「社長の息子だから生まれつきペリっている」
2)(何かに)固執する。「どんな些細なことでもペリる性格」
※1853年、浦賀沖に現れたアメリカ海軍司令官・ペリーが強引かつ執拗に開国を迫ったことから。
◆くまる【隈る】
夜更かしする。「宿題が終わんなくって隈った」※寝不足になると目の下に隈ができることから。
◆なぎる【凪る】
はなはだしくしらける。どうしようもないくらい場が気まずくなる。「その瞬間、教室中が凪った」
このほか、「イキリコ豚」「写メラマン」「ダルビッシュ」「忘飲忘食」などオヤジギャグ系も満載となっている。この続きは下記URLへ。
参照:http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=32536
(編集部 鈴木亮介)
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