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【海外発!Breaking News】独身最後のパーティのため山小屋で過ごした女性11人、ハリケーン襲来で恐怖の2日間を経験(米)<動画あり>

外部との連絡が取れなくなってしまった。ケイラさんは、「それが一番辛かったですね。私は普段、家族や友人、婚約者と頻繁に連絡を取るので、私からの連絡が途絶えたら、彼らは何かがおかしいと感じるだろうと思いました」と明かした。

しばらくして水道も止まり、冷蔵庫が使えないため食料も底をつきかけた。そこでケイラさんたちは、山道を歩いて下ることを決意した。20分ほど歩いたところで民家を見つけ、住人らがホースで水を提供してくれた。しかし、その後も2日間は山中に閉じ込められたままで、彼女たちはますます恐怖を感じていた。

ジーナさんは「全員が泣き始めるほど過酷でした」と話しており、声に出して祈っていた友人もいたという。

そして9月28日の午後6時頃、彼女たちは山の頂上から「誰か下にいるのか?」という男性の声を聞いた。ジーナさんは、その時のことを「友人の一人が必死に叫び始め、男性の注意を引くために裸足で丘の頂上まで走っていきました」と述べた。

この男性は、山中で取り残された人を探しており、ケイラさんたちが山から出られるように計画するのを助けた。さらに男性は、ケイラさんたちに「もし山のふもとまで歩いて来られるなら、翌日救助に来る」と約束した。

彼女たちはエルク山を3時間かけて下山したが、山のふもとに到着すると、トラックで米大手ホームセンター「ロウズ(Lowe’s)」に連れて行かれ、食事を提供してもらった。その後、彼女たちはノースカロライナ州シャーロットにある空港まで送迎され、無事に帰宅することができた。

ジーナさんは、現地の人々について「本当に素晴らしい人たちでした。シャワーを浴びに来ないかとか、送って行こうとか、いろいろ申し出てくれたのです」と話しており、ケイラさんも「アッシュビル地域、特にあの山の人たちは、これまで出会った中で最も親切な人々でした」と同意した。

なお、マサチューセッツ州に帰宅後、同行したメンバーの一人は下山時に蜂に刺された際の合併症で入院し、また数人はツタウルシの一種であるポイズンアイビー(Poison ivy)で皮膚がかぶれる被害に遭った。

ケイラさんたちは、現地で助けてくれた人々への恩返しをしようと、クラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」に専用ページを設けて寄付を募った。エルク山周辺では、食糧や水が不足しており、高齢者や幼い子どもたちが山を下りるのは困難だと伝えている。寄付金は現地の救助活動にあてられる予定で、目標額1万ドル(約147万8000円)を上回る1万3000ドル(約192万2000円)が集まっている。

画像は『CBS News 「Massachusetts bachelorette party gets stranded on North Carolina mountain after Hurricane Helene」(CBS Boston)』より
(TechinsightJapan編集部 MM)

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