ショックのあまり地元の公園に行き、心を落ち着けてからどう対処するかを考えた。後日、オリバーさんはレストランに苦情の手紙を送ったが、返事がなかったので警察に相談した。しかし、警察からは「ヘイトクライムとして受け止めるが、これ以上の追及はしないだろう」という返答だった。
オリバーさんは「自分の症状について質問されることは気にしませんが、その質問さえありませんでした。彼らは私の腫瘍が他人に感染すると勘違いしたのでしょう」と語った。その後、神経線維腫症などの患者をサポートする団体「Nerve Tumours UK」が、今回の件について知ることとなり、このレストランとホスピタリティ業界の企業が集う団体「UKHospitality」に書状を送った。「Nerve Tumours UK」のディレクター、カレン・コバーンさん(Karen Cockburn)は次のように明かしている。
「レストランからの返事はありませんが、UKHospitalityから『ホスピタリティ業界に、この病気の認知度を高めるため協力したい』との申し出があり、私は嬉しく思っています。」
オリバーさんはレストランの対応に加え、警察がこれ以上介入できないことに失望したものの、「顔面奇形など見た目が普通と異なる人々への認知度を高めるきっかけになった」と話している。そして、レストランで起きた出来事について次のように述べた。
「こんなことは今までに一度もありませんでした。しかし、私はレストランに対して仕返しをするつもりはありません。」
画像は『MetroUK TikTok「Oliver Bromley was ordered to leave a restaurant because his face was ‘scaring customers.’」』『Metro.co.uk 「Man ordered out of restaurant ‘because his face was scaring customers’」(Picture: Oliver Bromley/SWNS)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)