ウェットスーツや水着を着た状態の人間の遺体の一部が見つかった。コリーンさんが最後に目撃されたダイビングスポットから約112キロ(70マイル)離れた場所だった。
地元メディアは当時、「コリーンさんはダイビング中にサメに襲われて、食べられてしまったのではないか」と報じたが、コリーンさんの友人のキム・サスさん(Kim Sass)は日本時間8日にFacebookを更新し、次のように述べた。
「捕獲されたサメの胃の中から、コリーンの遺体の一部が発見された。遺体は身元確認や指紋の識別が可能な状態だった。」
「サメの胃には強い酸と酵素が含まれていて、食べ物を急速に消化する。そのため、コリーンが約2週間前にサメに襲われたとは考えにくい。」
さらに、コリーンさんが行方不明になった当時、水深7.3メートル(24フィート)におり、タンクの空気はまだ半分残っていたことを記し、「水中で何らかの医学的な問題が発生したのだろう」と推測した。
コリーンさんとマイクさんは、キムさんと夫のリックさん(Rick)と共に、バリ、フィリピン、マーシャル諸島のビキニ環礁などで30年以上、1000回以上のダイビングを経験しており、リックさんは「コリーンは自然や動物をこよなく愛する女性だった」と明かし、こう述べた。
「ダイバーがサメに襲われるのは非常に稀で、コリーンは『サメに襲われて亡くなった』と報じられることを望まなかったと思う。私たちはこれまでに、シュモクザメやイタチザメ、オオメジロザメと一緒に海に潜った経験があり、サメをリスペクトすることや注意しなければならないことは分かっている。それにサメは理由もなく人間を襲ったりはしないものだよ。」
ただ、コリーンさんの死因についてはいまだに分かっておらず、当局は調査を進めている。
一方、マイクさんは妻の突然の死を受け、現地で眠れぬ夜を過ごしているという。このニュースには次のような声が寄せられている。
「悲しい事故。サメに襲われる前に彼女が亡くなっていたことを祈るよ。」
「少なくとも、自分が好きなことをして亡くなったことは良かったと思う。」
「サメはダイバーの泡を嫌うからね。サメが襲ったのではないと思う。」
「ダイビング中は必ずバディで行動するはず。私は常にバディの近くにいるけど、彼女は違ったのかな?」
「68歳だったら、ダイビングはもう引退すべき。」
「いや、人生、やりたいことをしよう。ロッキングチェアーに座って最期を迎えるのはごめんだよ。」
「遺体の一部しか見つかっていないなんて、夫や友人は辛いだろうね。」
なお、メキシコのビーチリゾートでは昨年12月、76歳の男性がサメもしくはワニ(クロコダイル)の襲撃を受けて死亡した。当時の様子はたまたま砂浜にいた家族が撮影しており、映像には背後の海で手を振りながら助けを求める男性の姿が映っていた。
画像は『New York Post 「Friends reveal US mom of 2 may have died from ‘medical issue’ before being eaten by shark in Indonesia」(Asia Pacific Press via ViralPress)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)