メキシコのビーチリゾートで今月14日、76歳の男性がサメかワニ(クロコダイル)の襲撃を受けて死亡した。男性が襲われているのに気付いたのは、たまたま砂浜で撮影をしていた家族で、カメラは背後の海で手を振り助けを求める男性の姿を捉えていた。ブラジルのニュースメディア『O GLOBO』などが報じている。
メキシコ、ゲレロ州イスタパ・シワタネホのプラヤ・キエタビーチで14日午前9時頃、海で泳いでいたジョセフ・“ジェフ”・バイネンズさん(Joseph “Jeff” Bynens、76)がサメかワニに襲われた。
襲撃を目撃したマリーン・ルビアノさん(Marlene Luviano)はその朝、誕生日を迎えた娘と砂浜で戯れる様子を父親に撮影してもらっていたそうで、カメラは笑い声が響く背後の海で、「ヘルプ! ヘルプ!」と叫ぶジョセフさんの姿を映し出していた。
ただし、砂浜から見る限り、海の中のジョセフさんは黒い木片が浮き沈みしているかのようにしか見えず、マリーンさんらはすぐには襲撃に気付かなかったという。
マリーンさんの父親は「男性が『ヘルプ!』と助けを求めているのが聞こえ、すぐに撮影を止めました」と明かしており、後になって当時の動画を拡大して見たところ、ジョセフさんがブイの近くまで泳いだ後、岸に向かって助けを求めているのが分かったそうだ。
その時の動画を見ると、ジョセフさんが海に引きずり込まれそうになりながらも必死に手を振るのが見て取れ、