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writer : ac

【海外発!Breaking News】就寝中の寝室にコウモリが侵入し、子供が狂犬病で死亡「咬傷がなかった」と両親(カナダ)

「コウモリと何らかの形で接触した場合は、咬傷がなくてもすぐ治療を受け、必要であれば狂犬病ワクチンを接種すべきである」と述べた。

コウモリと何らかの形で接触した場合は、咬傷がなくてもすぐに治療を始め、狂犬病ワクチンを接種すべきだという(『LBC 「Child dies of rabies after parents discover bat in bedroom」(Picture: Alamy)』より)

なお、狂犬病は、コウモリ、アライグマ、キツネ、スカンクおよびペットなどにも確認され、引っかかれたり、咬まれたりした際に、動物の唾液と直接接触することで人間に感染する。

初期症状は脱力感、不快感、発熱、頭痛などがあり、インフルエンザに似ている。咬まれた部位に不快感や痒みなどを伴う場合があり、症状が現れる前に治療を行えば、その効果は非常に高い。ただ神経系を侵し、脳や脊髄の炎症を引き起こす致死性のウイルス感染症であり、錯覚や幻覚などの神経症状が現れると、最終的には呼吸停止を引き起こし、致命的となる。

米疾病予防管理センター(CDC)によると、狂犬病の潜伏期間は数週間から数か月に及び、暴露された場所や重症度、年齢によって異なるという。そのため、保健当局は次のようにアドバイスしている。

「もし、狂犬病の疑いのある動物に噛まれた場合には、傷口を石けんと水で15分間徹底的に洗浄し、直ちに医師の診察を受けることが必要である。」

連邦政府のデータでは、カナダでは1924年以来、28件の人間の狂犬病が報告され、全員が死亡している。保健当局によると、カナダでの狂犬病患者のほぼ全員がコウモリから感染したか、他国に滞在中に狂犬病ウイルスへの暴露があったそうで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。

「これは悲劇。」
「部屋にコウモリがいるのを確認しておきながら、子供をすぐに病院に連れて行かなかったことが悔やまれる。」
「コウモリの歯は小さいが鋭く、咬傷が分からないことがある。親を責めるのはやめよう。彼らは狂犬病の危険性を理解していなかったのだろう。」
「親の気持ちを考えると心が痛い。彼らは苦しんでいるに違いない。」
「これはいい教訓になったと思う。私も、コウモリとの接触で狂犬病の予防注射が必要だなんて知らなかった。」
「この子を助けられたかもしれない…。そう思うと、やはり辛いニュース。」

ちなみに2021年には米イリノイ州で、就寝中コウモリに首を噛まれた男性が狂犬病に感染した。男性は公衆衛生局に狂犬病の治療を受けるよう忠告されたものの、これを拒否し1か月後に死亡した。

画像は『LBC 「Child dies of rabies after parents discover bat in bedroom」(Picture: Alamy)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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