今月16日、米フロリダ州の中学校(ミドルスクール)に通う11歳の少年が、学校襲撃を計画したとして逮捕された。少年の部屋からはエアガンやナイフなど複数の武器が発見され、これらをビデオ通話で友達に自慢していたことが分かった。ターゲットにする人物の名前をリストアップしたノートも見つかったが、少年は「冗談のつもりだった」と話している。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
米フロリダ州ボルーシャ郡保安官事務所は今月16日、自分の通う「クリークサイド・ミドルスクール(Creekside Middle School)」で銃乱射を計画していたとして、同郡ポート・オレンジに住む11歳のカルロ・“キングストン”・ドレリ(Carlo “Kingston” Dorelli)を逮捕した。
当局の捜査によると、カルロは友人とのビデオ電話で集めていた大量の武器を見せびらかし、これらの武器を使って学校を襲撃すると話していた。当局にこのビデオ電話について密告があり、カルロの自宅で捜索が行われた。
カルロの部屋からは、複数のエアガンやナイフ、剣、日本刀などが見つかった。押収されたこれらの武器を撮影した写真が公開されており、広い机が埋まるほどの武器が並べられていた。
武器が並んだ机の中央には、小さなリングノートが確認できる。このノートはカルロが作成した“殺害リスト”であり、襲撃の際にターゲットにしようとした人物の名前が複数並んでいた。
保安官の取り調べに対し、カルロは「冗談のつもりだった」と話した。しかし、保安官はカルロの行為を悪質なものとみなし、銃乱射の脅迫による重罪容疑で逮捕した。
ボルーシャ郡保安官事務所は、押収した武器やカルロを連行する当時の様子を動画で撮影し、