1頭のカワウソを捕獲、安楽死させた。個体は現在、ワシントン動物疾病診断検査ラボに移送され、狂犬病の検査などが行われている。
カワウソはワシントン州全域に生息し、淡水、海水、汽水域でよく観察される。WDFWによると、ワシントンでは過去10年間で人間とカワウソの事故が6件報告されているそうで、「カワウソとの遭遇は非常に稀。ただカワウソは縄張り意識が強く、他の野生動物と同じように本質的に予測不可能である」と述べた。
なお、このニュースを取り上げたYouTubeチャンネル『KREM 2 News』では昨夏、モンタナ州でカワウソに襲われ、顔の数か所、腕、手、脚、太もも、足首を噛まれ、耳の一部を噛み切られたジェン・ロイスさん(Jen Royce)の事例を紹介し、「カワウソは野生動物なので、むやみに近づかないことが大切」と指摘した。
カワウソに襲われた親子の詳細については明らかになっていないが、今回のニュースには次のようなコメントが寄せられている。
「つい最近もマレーシアでジョギング中の女性が襲われたばかり。いったいどうなっているんだ!」
「カワウソは川のピットブル。可愛いけど怖いし、貝などを食べるための強靭な顎と歯を持っている。」
「カワウソはなぜ子供を水中に引きずりこんだのだろう。何か怒らせるようなことをしたのでは?」
「襲われた場所はカワウソの縄張りだったのよ。」
「母子はカワウソを挑発するようなことはしていなかったようだけど、どのようにすればこのような事故を防げるのだろうか。」
「これは怖い。」
ちなみに2017年にはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の埠頭で、女の子がアシカに水中に引っ張り込まれていた。桟橋では数人の観光客がアシカにパン屑などの餌を投げ込んでおり、アシカは女の子が着ていた白いワンピースを餌と間違えた可能性が高いと報じられた。
画像は『ABC News 「River otter attacks mother, child while walking on marina dock: Officials」(Washington Department of Fish and Wildlife)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)