米バーモント州のある大学で今月18日に卒業式が行われたが、それに先立ち大学では卒業する学生たちのほかに1匹の猫にも学位を授与することを明らかにした。近所で飼われているこの猫は頻繁に大学を訪れ、学生たちとの交流を楽しんでいたそうで、「猫に学位を抜かされちゃったよ」といった笑いの声もあがっているという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
米バーモント州にあるバーモント州立大学から栄誉学位を受け取ることになったのは、猫の“マックス(Max)”だ。マックスの飼い主であるアシュリー・ダウさん(Ashley Dow)は同大学キャッスルトン校の正門近くに住んでおり、マックスは4~5年ほど前から大学へ足しげく通い始めたという。
学生たちはマックスに会えると大喜びで、抱っこをして一緒に写真を撮る。アシュリーさんは、マックスについて「背中のリュックサックに乗るのが大好きで、抱いてもらうとすぐに背中の方へ行くんです」と話しており、フレンドリーな性格で学生や教職員たちを癒しているそうだ。
学生たちだけでなく、マックスも触れ合いを楽しみにしているようで、長期休みに入り学生の数が減ると、寂しそうにしているという。「マックスは大学へ行って学生たちを探しますが、会えなくて残念そうに帰ってきます」と、アシュリーさんはマックスの様子を説明する。大学が長期休みの間は家のそばで過ごし、休みが明けて学生たちがキャンパスに戻ってくると、