ザンビアのカフエ国立公園で先月30日朝、6人の観光客を乗せたサファリカーが体重5トンほどの雄ゾウに猛襲されて横転し、80歳のアメリカ人女性が死亡した。カメラは車両が襲われ、横転するまで回り続けており、緊迫した当時の様子はSNSで拡散している。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
事故が起きたのは先月30日午前9時半頃で、当時の様子はサファリカーに乗っていたアメリカ人観光客が捉えていた。
それによると、雄ゾウが左後方からサファリカーを追ってくるのが分かり、次第にペースを上げる雄ゾウに対し、「オーマイ・グッドネス」「かなり速いぞ」と声があがっている。
サファリカーは当時、時速40キロ(25マイル)ほどで走行していたというが、その後突然停止しており、それを見た雄ゾウは車両に向かって突進してくるのであった。
そうしてすぐそばまでやってきた雄ゾウは、凄まじい力で車両をひっくり返したようで、映像はぶれ、背後ではガイドが必死に叫び、観光客が苦しそうにもがいているのが聞き取れる。
ツアーを運営していた「ウィルダネス」の最高経営責任者キース・ヴィンセント氏(Keith Vincent)によると、