
約2年間、海外生活を楽しんでいたカナダ出身のある男性は、帰国すると司法省から1通の手紙が届いていた。それは旅行前から請求されていた、スピード違反の罰金支払いの件だったが、「本人の遺産から回収したい」と書かれていたという。今も元気に生きている男性は、司法省に間違いであることを訴えているが、なかなか手続きが進まず、弁護士を通して対応してもらっているそうだ。カナダのニュースメディア『CTV News Montreal』などが伝えた。
カナダ東部ケベック州モントリオールに住むニック・ファトゥロスさん(Nick Fatouros、34)は約2年間、コスタリカで過ごした。そして旅行を終えて帰宅すると、いくつか手紙が届いており、その中の1つはケベック州司法省からのものだった。
いったい何の件で届いたのか、疑問に思いながら封を開けると、そこには「ニック・ファトゥロスさんのご逝去に伴い、遺産から未払いのスピード違反の罰金1092カナダドル(約12万円)を徴収させていただきたいです」という驚くべき一文が書かれていた。
もちろん、“ニック・ファトゥロスさん”はニックさん本人のことであり、