今の時期は、就職や進学が決まり、4月からの新生活に胸を膨らませている人、また引っ越しの準備で慌ただしくしている人も多くいるだろう。このほどTikTokに投稿されたある動画は、そんな人たちへの注意喚起になるかもしれない。火の気のないリビングルームの椅子が突如焦げて、煙が立ち上がり出したという。SNSでは、投稿者である住人の不注意をとがめるコメントとともに、同情の声も多数寄せられた。オーストラリアのニュースメディア『News.com.au』が、Facebookでこの動画を紹介している。
現地時間2月8日、豪メルボルン在住のTikTokアカウント名「hotforbooksmelbourne」さんが投稿した動画には、デコレーションの花瓶とともに小物が雑然と置かれた木製のダイニングテーブルが映し出されている。
昇り始めた柔らかい日光が窓から差し込むリビングルーム。ごく普通の朝の光景だが、何かが異様だ。なんと、白いダイニングチェアの背もたれの一部が黒くなって、煙が出ている。
「この火を消す前に、ビデオを撮らなくちゃ。」
恐らくファブリックやクッション材の焦げたにおいが室内に広がっていると思われるにもかかわらず、撮影者の男性は、動画を撮る余裕があったようだ。
「何だか分からないけど、でも、何かが椅子に火を付けようとしている…。なんてこった。」
カメラは、ボタン締めの装飾が施された背もたれの生地にできた焦げ目を映し、その後テーブルの上に向きを変える。男性は「この辺にあるはずなんだ…」と事態に驚きながらも冷静に、原因を探るようにテーブルの上を撮っていく。窓に近いところに透明の液体が入ったスプレーボトルが置かれているが、