ゴミ問題の深刻化に危機感を持ったある夫婦が、ゴミ捨て場での結婚写真撮影を通じて問題提起を行った。この夫婦はエコな結婚式の開催も計画しており、環境問題への関心を呼びかけることを目指している。台湾のニュースメディア『Gutzy Asia』などが報じているが、テックインサイト編集部は妻にコンタクトを取り、直接話を聞くことができた。
夫婦の結婚写真は10月14日、新婦のアイリス・シュエさん(Iris Hsueh)がFacebookに投稿した。写真は台湾中部の南投県埔里町のゴミ捨て場で撮影されたそうで、アイリスさんは大量のゴミ問題を取り上げ、南投県や埔里町に限らないことを強調する目的で写真を投稿した。そして結婚写真を通じて、台湾全土の人々に日常生活でゴミを減らすよう呼びかけたのだ。
台湾北部出身のアイリスさんは、写真撮影のために南の方へ足を運んだ。カメラマンにゴミ捨て場での撮影を提案した際、最初は冗談だと思われたという。
結婚写真を30年間撮影してきたカメラマンにとって、このような依頼は初めてのことだった。アイリスさんは、型破りな撮影場所を受け入れた夫のチォウ・イーヤンさんに感謝の意を示している。そして夫妻は、埔里町や他の都市のゴミ問題が改善され、数年以内に台湾全土のゴミの量が減少することを望んでいる。
現在、埔里町では廃棄物処理のインフラが不足しており、巨大なゴミの山が形成されている。台湾のニュースメディア『聯合新聞網』の報道によると、ゴミ捨て場は住宅地の近くにあり、暑い時期には近隣住民からの悪臭に関する苦情が多いそうだ。そのため南投県は、廃棄物削減のために特別プロジェクト資金を優先的に割り当てた。
台湾のニュースメディア『Gutzy Asia』によると、南投県は10月16日、