現地時間10月11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の公衆衛生当局が、今週初めにサンペドロ市で重傷を負った男性患者の身元特定に協力を求める発表をした。男性は日本人と思われる人物だとし、公開された顔写真には、右目の周囲に殴られたような腫れも認められ、在米日本人の間に衝撃が走った。同州のニュースメディア『KTLA』『KTTV』などが報じた。
当局によると、20代半ばのアジア人男性が10月9日にロサンゼルス港からほど近いワイルダーズ・アディション公園(Wilders Addition Park)付近の住宅街で発見された。当時、男性は外傷性脳損傷を負った後だったという。
男性は搬送され、現在は現場から25キロ離れたトーランス市にあるハーバーUCLAメディカルセンター(Harbor-UCLA Medical Center)で人工呼吸器を装着され、鎮静薬を投与された状態で入院している。
外傷の原因は公表されていないが、所持品の中に身元が分かる物がないため、一般から男性の情報を求めることになった。
発表によると、男性は20代半ば、身長5フィート10インチ(約177.8センチ)、体重158ポンド(約71.6キロ)、肩までの長さの黒い髪と茶色の目をしているということだ。タトゥーやその他の目立った特徴はない。
「患者の所持品は、黒いバックパック、日本の通貨が入った財布1つ、そして複数の旅行用サイズの身だしなみ・衛生用品です」と病院は述べ、