幼い子供を抱える親にとって、自身の親、つまり子供らの祖父母は、時に育児の心強い味方となってくれるかもしれない。しかし、高齢の祖父母にとっては「孫は目に入れても痛くないほど可愛い」と思う一方で、その世話は「孫が(自分たちの家に)来てくれた時は嬉しい、(自分たちの家から)帰っていく時も嬉しい」と感じるほど、喜びであると同時に、大きな負担となるケースが少なくない。このほど、あるシングルマザーが8歳の娘の子守りを自分の母親に頼んだところ、母親から「子守り代」として、報酬を求められたという。これに憤慨したこのシングルマザーが、海外掲示板サイトに事の一部始終を投稿したところ、思いもよらぬ批判の的となった。米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えている。
海外掲示板サイト「Reddit」に先月29日、子育て中のある女性が「母親に8歳の娘の子守りをお願いするのに、子守り代を払うことを拒否しました。私ってひどい奴?」と題して投稿したところ、多くの関心を集めた。投稿には、8歳の娘を育てるシングルマザーが母親に娘の子守りを頼んだところ、子守り代を要求されたことが綴られていた。
投稿の冒頭で、彼女は「母と私はとても良い関係にあります。母は娘の子守りを数えきれないほど無償でしてくれました」と明かしており、自身が出張か旅行で1週間ほど娘を預けた時だけ一日115ドル(約1万7000円)を支払って母親に娘の世話をお願いしたそうだ。
ところが女性は今回、母親と険悪な状態になってしまったことを次のように記している。
「先週、母に『ちょっと用事があるから、数時間ほど娘の子守りをして欲しい』と言ったんです。すると母から『出張などの時だけでなく、数時間だけの子守りの時も子守り代を払って欲しい。そうでないとこのままでは引き受けられないわ』と言われました。私は母への支払いを断ったんです。だって、孫を数時間世話するだけでお金を要求する祖父母なんて他にいる?」
「私たちはかなり激しく口論してしまい、私はやむを得ず外出先に娘を連れて行かねばなりませんでした。でも、他に頼める人が見つからなかったのです。元夫は娘とかかわりを持ちたがらず、疎遠です。離婚した後、元夫からは養育費の支払いだけで、私は娘に必要最低限のものを賄うのがやっとの状態なんです。」
結局、女性は娘を連れて友人たちに会いに行ったが、