今月8日に米ハワイ州のマウイ島で起きた大規模な山火事は、甚大な被害をもたらした。ハワイ州知事のジョシュア・グリーン氏(Joshua Green)は16日、これまでに110人の死亡が確認されたことを発表している。そんな中、焼け野原と化した海岸沿いのリゾート地で、1軒だけ無傷だった家が話題となっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
ABC系列のハワイ諸島のテレビ局『KITV』が今月11日、マウイ島で撮影した空撮映像をYouTubeに公開した。映像は、山火事の被害に遭ったマウイ島西部にある海岸沿いのリゾート地、ラハイナ付近を上空から撮影したもので、そこには全焼した家の残骸が一面に広がっていた。
しかし、白い外壁に赤い屋根の2階建ての家が焼け跡もなく、無傷の状態で残っているのが見て取れる。今回の山火事を乗り越えたこの家はSNSで話題となり、「ハワイの山火事を生き抜いた赤い家」と呼ばれ、多くの人を驚かせた。
なお山火事の被害に遭った他の地区でも、全焼せずに済んだ家がいくつかあり、多くの人がこれらの家がなぜ無傷で残ることができたのか不思議に思ったようだ。その疑問について、