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【海外発!Breaking News】「世界一醜い犬コンテスト」 今年の優勝者は“醜いの意味を変えた”「毛深いカバ」のような犬(米)<動画あり>

米カリフォルニア州で「世界一醜い犬コンテスト」が開催された。チャンピオンに輝いた犬は「毛深いカバのようだ」と評価されたが、障がいを抱えつつも元気に生きる姿が称賛された。米ニュースメディア『TODAY』などが伝えている。

6月23日、カリフォルニア州ペタルーマで開催されたこのコンテストは、「全ての犬を特別な存在にする不完全さ」を称えることにより、どんな犬も唯一無二の美しさを持つことを示し、保護犬の養子縁組を促進するために、50年近く毎年開催されている。

今年の優勝を手にしたのは、チャイニーズ・クレステッド・ドッグの“スクーター(Scooter、7)”だ。

スクーターは後ろ脚に奇形を抱えており、つま先がおしり側に向いている。そのため数歩前足で進んでは、止まってしまう。スクーターの見た目は、グレー色のボディーで黒い瞳が可愛らしい。しかし舌は口の中におさまりきっておらず、だらんと口の横から垂れている。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグには、頭部と足先など体の末端にだけ毛が生えているヘアレスタイプと、全身が長毛に覆われているパウダーパフタイプが存在し、どちらも絹のようなふわふわとした毛質が特長的だ。しかしヘアレスタイプだと思われるスクーターの体毛はほとんどが禿げており、白いうぶ毛がまばらに生えているだけで毛質もパサついている。

スクーターの見た目について、コンテストの審査員の一人であるキャサリン・リアンさん(Catherine Liang)は「スクーターを可能な限り可愛く描写するとしたら、『毛深いカバ』ですね」と表現した。

同じく審査員を務めた米ジャーナリストで「NBC News」の司会者でもあるガディ・シュワルツさん(Gadi Schwartz)は「スクーターの毛のない小さなお尻と後ろ向きの脚を膝に乗せると温かさを感じ、『醜い』という言葉の意味を変えてしまうような、抱きしめたい思いに駆られます」と話し、スクーターを「優勝にふさわしい!」評価した。ガディさんによると、審査員らがスクーターをチャンピオンに選んだ決め手は、「自分のことは自分でできる」ことをスクーター自身が証明してみせたからだという。

今回のコンテストでその特異性が称賛されたスクーターだが、

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