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米フロリダ州南部の世界遺産「エバーグレーズ国立公園(以下、エバーグレーズ)」でスネークハンターとして活躍するマイク・キンメルさん(Mike Kimmel)は、「パイソン(ニシキヘビ)・カウボーイ」という異名を持つ。そんなマイクさんが「かけがえのない相棒」と語るのは愛犬“オットー(Otto)”で、エバーグレーズの生態系を脅かす外来種のビルマニシキヘビを鋭い嗅覚で探し出すという。米ウェブサイト『Yahoo Life』などが伝えている。
米フロリダ州在住のマイク・キンメルさんが今月初め、Instagramに投稿した体長4.9メートル(16フィート)ほどのビルマニシキヘビの写真が注目を集めている。
写っているのは、卵が血に染まって掻き出され、すでに死んでいるメスで、マイクさんはこのように綴っていた。
「この妊娠中の大きなメスは、腹部に60個もの卵を抱えていた。それはあと数日もすれば産み出され、エバーグレーズに放たれていたものだ。このようなヘビを駆除することは、エバーグレーズで生きる在来種にとっては極めて重要で、ゆくゆくは大きな違いを生み出すのだ。」
マイクさんによると、ビルマニシキヘビは広大な湿地帯の地下深くに巣穴を作るため発見が難しく、愛犬“オットー”の存在が欠かせないそうで「オットーは鋭い嗅覚で巣穴を見つけ出す。これは私だけでは到底難しい」と明かしている。
そんなビルマニシキヘビの卵が一度孵化してしまうと、天敵がいないエバーグレーズでは25年、またはそれ以上生き続けるそうで、